有馬記念、ヴィクトワールピサとブエナの一騎打ちは目に見えていた。
もちろん実力的にはブエナの方が一枚も二枚も上手だが、舞台はトリッキーな中山。
先行できるピサが内枠に入っとなれば勝ちもありえる。
そんな感じで「ピサ⇒ブエナ⇒穴馬」で馬券は買ってたけど、まさかトゥザグローリーが来るとは・・・
有馬を当て続けた男の伝説記録はここで破られました。w
にしても1~3着全て外国人ジョッキーってのも何だか寂しいもんですな~
さて、そんなことより大事件。
長年の続いてきたKBS京都の競馬ワンダーランドが今年をもって終了しました。
土曜と日曜の12:35~17:00まで、言ってしまえば休日の午後を全てこの番組に注いでいたわけです。
この状況自体が異常だったのかもしれないけれど、いざなくなるとなると本当に寂しくて最終回の日は終始半泣きでした。
毎週毎週アナウンサーから解説者、競馬新聞の記者たち各々がいかにもな仮説を並び立てて好き勝手に喋って、レース後に悔しい顔しながら、これまたいかにもな回顧をしてくれる。
特にいつも超個性的な予想とパドック解説を繰り広げてくれた井上泰司さんの存在は僕の中で大きい。
「人気はあちらお金はこちら」 「この馬が大人しいと病気です」 「分けのわからんのが1頭来ました」といった名(迷)言から、
「この馬は買いません」「ここは静観します」とバシッと切ってくれるので見てる者としては爽快感で溢れます。
井上泰司の快刀乱馬のコーナーはいつも見逃せない。
井上イズムにも影響を受けている。
例えば拮抗する有力馬が2頭いる時、どちらかに本命を打った場合、もう1頭には印は打たない。
ほとんどの予想記者は◎◯のように打つのだが、井上さんがそうしないのは馬に失礼だから。
これだけの人気馬に◯や△なんかは打てないと。何とかっこいいではないか。
見やすさとか総合的に考えると大スポから他紙に乗り換えたくないけど、井上さん目当てでスポニチに
変えようかと悩む。
他にも独特の雰囲気を放つ藤井さん、オール巨人似の中野さん、アナウンサーの久保さん、澤武さん、出光さん、そしてメインキャスターの池山さん、太平洋さん、いずれも人間味溢れる人たちばかりで、僕の競馬好きに拍車をかけてくれた。この先も絶対に忘れらないメンバー。
何も飾り立てないこの番組が本当に好きで、年明けからどうしていいもんか・・・。
たくさんのロマンをありがとー!!