冬路線、真っ只中。
一気に冷え込んだ寒さとは裏腹に、競馬戦線は有馬に向けてヒートアップ。
2歳牝馬、レーヴディソールが阪神JFで大外一気を決め込んだ。
能力はあるが体質の弱く涙を飲み、若くしてこの世を去った兄貴たち(レーヴダムールやレーヴドリアン)の想いを乗せてGⅠに臨み、見事に完勝。
2歳の牝馬は人間でいうところのピチピチのギャルだ。
そんな小娘が今は亡き兄弟たちの想いを果たした。これはすごいことだ。
ターフを駆け抜け、飛び羽ばたいたその姿はまさに往年の夢を実現するに相応しい。
オマケに騎乗した福永ジョッキーにも3年6ヶ月ぶりのGⅠ勝利をプレゼントした。
レーヴディソール、フランス語で「飛翔の夢」。
芦毛伝説はまだまだ始まったばかり。