エコポイント特需/ビジネス雑誌が古本にならない理由 | Looking Back , Moving Forward

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前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

1、エコポイント特需

11月いっぱいでエコポイントが半減する、という国策により家電量販店に地デジ難民がなだれ込む。
今買っても納品が年越しになったり、販売員の説明を受けるのに数時間待ち・・・とまさに特需状態。
さすがに国も家電量販店も煽りすぎ。オマケと損するということに弱いのはいつも日本人。

我が家も非地デジなわけで、エコポイントのことを聞いた時は11月中に買わなければと思っていたが、
今は買い時でないと判断。

まず店頭や価格.comで見ていると価格は確実に上がっている。価格.comの推移を見れば明らか。
それも当然、放っておいてもバカスカ売れるものが値段が下がるわけもなく、上がるのが需要と供給のシステム。

説明もろくに受けられない、納品は遅い、価格は高騰、今買う理由はない。
来月以降になれば値段は下がる。そしてそれは間違いなく半減したエコポイント分よりは幅があるだろう。

ちなみに地デジ普及率が90%を越えているという報道があったがそんなわけはないだろう。
まず本当に90%を超えているのであれば、このエコポイント特需でさらに増えるはず。そうすると常識的に考えてもおかしい数字になる。
都心部だけの調査、もしくは安易な調査をしているか。
例えば、売れた台数=世帯数と考えてたりしないだろうか。
今時、一家に一台なんて時代ではない。買い換える家は3つも4つも買う。

マイノリティを嫌うのはいつでも日本人だ。



2、ビジネス雑誌が古本にならない理由

最近ビジネス雑誌にハマっている。
読んでるだけで出来るビジネスマンになった気分になる。笑
ま、それは冗談としてもなかなか深い考察がなされていておもしろい。
軒並み定価は690円。毎週買うには高い。

そうなれば古本に目がいくも、古本市場に残念ながらビジネス雑誌はあまり顔を見せない。
やるせなくて、理由はなんだろうかと考えてたら、ん~これか!と思う結論に(正しいかはわからんが)。

ズバリそれはビジネス雑誌のターゲット層が影響しているに違いない。
ビジネス雑誌のメインターゲットは内容からみて、30~40代のサラリーマンと見た。僕のように調子乗ってビジネス雑誌に手を出す新入社員はたくさんいると思うが、実際に30~40代でビジネス雑誌を読み続けている人はそれなりに意識が高い人。絶対とは言えないが、ある程度の企業で働いていて、収入もそこそこある。

それを踏まえた上で、市場を考える。
古本に出回るには誰かが売る必要がある。上述した人が時間と手間を惜しんで、古本屋に雑誌を売りに来るとは到底思えない。当然、ビジネス雑誌を買う人達もこういう人たちなわけで、そういう人が古本屋に安くなっているビジネス雑誌を探しに来るとも思えない。
売る人もいなければ買いたいと思う人も少ない。買いたい人が少なければ買取価格も安い。悪循環とはこのこと。

そんなわけで古本市場にはなかなか登場しないのがビジネス雑誌。
もちろん、雑誌というタイムリー性がかなり高いものなので・・・というのが大元にあるのは間違いないだろうけど。
いずれにせよ、背伸びする新入社員には辛い現状に変わりはない。古本市場鞍馬口店だけが唯一の味方。


ちなみに個人的な主観で各誌を比較。

東洋経済は取り上げる特集がおもしろく掘り下げ方がスゴく、他にはマネができない。
ダイヤモンドは東洋経済に比べると質が落ちるが、読みやすいのが良い。
PRESIDENTは全体的におもしろいし、広告がむやみに多い他誌とは違い、ずっしり詰まっていてCPが高い。
THE 21(PHP)と日経アソシエは安くて中身もかなり読みやすい。

総合的に考えると、PRESIDENT>東洋経済>ダイヤモンド>THE 21>日経アソシエになる。
特集によっては東洋経済が素晴らしいが、いつも一定の質を提供してくれるのはPRESIDENT。
(ただ新入社員がPRESIDENT読んでるなんて何て生意気なんだろうw)