久しぶりに笑いと健康に関する投稿をします。
できることなら認知症にならずに生涯過ごせればよいと思うのは誰もが願うことだと思います。最近の研究によると、認知症の一歩手前の経度認知障害といわれる症状は、「認知予備力」を鍛えることによって改善できる可能性があるそうです。
認知予備力とは脳内に張り巡らされた神経細胞のネットワークの強さのことで、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβの蓄積等の原因で神経細胞が壊れても、ネットワークが強ければ、他の生きている神経細胞がその機能を補い、認知機能を保つことができるのだそうです。
認知予備力を鍛えるのにレクリエーションが有効な可能性があります。ニューヨークで行われた研究の結果によると
・クロスワードパズルを週3回以上やる人は、そうでない人に比べて認知症発症のリスクが約3割低減する
・チェスや楽器演奏を週3回以上する人は、そうでない人に比べて認知症発症のリスクが約6割低減する
そうです。クロスワードパズルよりもチェスの方が効果的なのは、クロスワードパズルは一人でもできるのに対して、チェスは人との関わりがないとできないことが関係しているのだと思います。チェスをするためには、人と会話をしたり先を読んだりしてより高度な認知機能が必要ですし、人と会うのであまりだらしない格好もできないですから、気持ちもしゃきっとします。このように人とかかわりながら頭を使うことが認知予備力を鍛えるために大切なんだと思います。
こういうデータを見るとチェスとかやりたくなりますね。僕は今チェスを勉強していますが、ようやくルールを覚えたくらいでまだまだ趣味だと堂々と名乗れるまでには時間がかかりそうです。たぶんポーカーとかジンラミーのようなカードゲームもよさそうなので、人と対戦するゲームをしながら楽しく脳のトレーニングをしようかなと思っています。