GyaoのYプレミアム会員無料だったので思わずクリックした。
初回は、もう20年以上も前のこと。
ニューヨークで誰かにいいよと勧められて観たことがあった。
いい映画ではあったが、まだまだNYの喧騒に埋もれたいのと、
おばさんの映画だったので、正直あまりピンときてはいなかった、
コーリング・ユーのテーマソング以外は。
このとろけそうなテーマソングは、
夏のジリジリ暑い時に聞いて、
さらにメルティングを楽しんだり、
かと思えば、
これからの梅雨のような時期にしんみりじわっーと聞くのも
なかなか風情がある
お気に入りの1曲だ。
そればかりにとどまらず、
郷に入れば郷に従え で
ナミビアやモロッコの奥の砂漠地方に行った時には、
この曲なしでは過ごせないほど、
あまりにもマッチしずぎの曲である。
（ちなみにモロッコでは、この曲を聞いて砂漠に浸りたくて、
ヨーロッパでこの曲を仕入れてまた遊びに行ったほどの熱の入れようだった。
厳密には、天空に散りばめられる宝石のような星空に魂を奪われたのであるが）
さて、初回がまだ慣れない英語だけで観たせいか
あまり詳細を覚えていなかった。なので、
今回のディレクターズ・カット版というのが、
正直どの位ちがっているのかが、私にはわかりかねた。
結構、ストーリーはともかく、はじめて見る場面が多いような気もする。
今回ブログに書く気になってしまったのは、他でもない。
自分の年齢が主人公にだいぶ追いついてきて、
遠かった主人公が、かなり身近に感じてじんわりきてしまったからだ。
いい年になってしまって経験する微妙な心の揺れ加減やひだのふれあい、
初回時には味わえなかった、味わいようがなかった心の機微を
今回はおそらくその時の分まで、しみじみと味わえた。
そして今回は、テーマ曲がストーリーと私のこころと
二重にも三重にも染みわたり、心が潤ったよい日になった。