文中によく見るbutとthoughの違いについて調べてみた。
同じように訳しているけど、どんなニュアンスの違いがあるのかな。
■ but
品詞:等位接続詞
意味:しかし、だって、だけど
but はカジュアルな会話、文章で使用します。
2つ以上の対等のセンテンス、句、節、単語をつなぐものです。
つなげた後も句、節、単語は対等な関係で修飾関係はありません。
but が使えるのは基本的には文中です。会話では文頭もありますが、文末にくることはありません。
〜使用例〜
He has a girlfriend, but he loves me.
彼は彼女がいるんだけど、私のことを愛しているの。
2つの主節は、対等の関係なので、入れ替えても意味は変わりません。
He loves me, but he has a girlfriend.
彼は私を愛してるんだけど、彼女がいるの。
全体的に、さらっと流れるような感じ。
■ though
・品詞:従属接続詞
・意味:〜だけれども
フォーマルな場面や文章において、文頭や文中でよく使われます。
1つのセンテンスの中に、主節(メイン)と従属節(サブ)があって、サブがメインを修飾(補足説明)しています。
though がある方がサブで、ない方がメインです。 though の後には必ずSV (主語+動詞)が来ます。
サブとメインなので、対等の関係ではありません。
等位接続詞である butとの違いはここ
〜使用例〜
Though he has a girlfriend, he loves me.
He loves me, though he has a girlfriend.
彼は彼女がいるけれども、私を愛してる。
though の後には必ずSV (主語+動詞)が来て、『私を愛してる』にフォーカスがあります。
サブとメインを入れ替えると入れ替えると…
Though he loves me, he has a girlfriend.
He has a girlfriend, though he loves me.
彼は私と愛しているけれども、彼女がいる。
『彼女がいる』ことにフォーカスが変わっています 。
*although と 同義です。although の方がフォーマルな印象です。
*though / although / even though / in spite of the fact that / despite of the fact that は置き換えて使えます。
*even though の even は though(〜だけれども)を更に強調しています。
ニュアンスの違いを理解して文章が読めれば、重要な内容がどこに書いてあるのかの手掛かりになりそう。
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