第1次モーグルジュニア・スキークロス海外遠征
リポート悪条件の中でも充実のトレーニング
11月16日から30日まで中国の亜布力(ヤブリ)スキー場でモーグルチームとスキークロスチームの合同海外遠征を行った。
今回の海外遠征は、W指定とJrB指定のメンバーを中心に雪上での感覚を早く取り戻し、専門的な基礎トレーニングを行う事が目的の遠征となった。
残念ながら最初の1週間は雪不足のため予定していたトレーニングを消化する事は出来なかったが、コースコンディションが徐々に良くなってきた後半は専門的なトレーニングを行う事が出来た。
モーグルチームは、専用コースが短い中でもエアーのトレーニングを中心に行うなど夏のウォータージャンプやトランポリンで練習してきた事を試す事が出来た。最初は各選手とも雪の感覚や着地に慣れなかったものの日を追うごとに各選手ともに技術の向上が見られた。またターンについてもミドルパート、ボトムパートなど細かく分けてじっくり指導を行う事で選手の成長につながった。
スキークロスチームは、コースが限られる中でゲートトレーニングを中心にトレーニングを行った。雪が安定してきた後半は、スタートゲート、Uタンク、ウエーブのコースを作り、スキークロスで重要となるスタートとスタート直後のアイテムの処理のトレーニングを行った。ジュニアの選手は、シニアの選手と同じゲートコース(GS)を滑る中で様々な技術差をビデオで確認ができ、自分との技術差をより分かりやすく理解する事ができた。また積極的にコミュニケーションをとる事で技術アドバイスをもらうなど非常に良い経験となった。
今後は、本格的な冬の大会シーズンに向けてこの海外遠征での経験を生かしてトレーニングに励んで大会で結果を残していきたいと思います。
2011年11月30日
報告者:宮崎 潤