現在、スイス・サースフェーにて、瀧澤コーチとトレーニング中の
日置千耶子選手は
ソチオリンピック表彰台を目標として取り組んでいます。
もちろん、活動資金が潤沢にあるわけではありません。
社会貢献活動の一環としてスポーツ支援を行なっている
株式会社マルハン と、アスリート支援に取り組んでいる
アスリートエール が協力し
競技資金を要するアスリートを支援する
というプロジェクトの支援対象者となるべく活動を行っております。
詳細は、日置選手のオフィシャルサイトの掲載されています。
ぜひ、ぜひ皆様のご協力をお願いいたします!
日置選手の思いを以下にも掲載します。
ご一読をお願いいたします。
『World Challengers』挑戦の決意表明
おはようございます。
今日もピッカピカに晴れてるんですが、
山は強風でクローズとなりました。。。
残念ですが、今日は雪上トレーニングが出来ないので
陸トレをしっかりやります!
タイトルの
社会貢献活動の一環としてスポーツ支援を行なっている
株式会社マルハン と、アスリート支援に取り組んでいるアスリートエール が協力し、
競技資金を要するアスリートを支援する
というプロジェクトです。
書類審査、公開オーディションを経て、総額10,000,000円の支援対象アスリートを選抜します。
私はこのプロジェクトに挑戦します!
私の目標は
2014年ソチオリンピックで表彰台に立つこと。
幼少からスキーを始め、“オリンピック出場”という夢を追いかけ、
アルペンスキー競技を小1から大学入学まで人生をかけてやってきました。
全日本ジュニアナショナルチームに選抜されたり、
アメリカのジュニアオリンピックでは4種目総合10位に入ったりと、
夢が叶う日は近い!と思った(勘違いした)日もありましたが、
足首粉砕骨折という怪我を負い、復帰出来たものの痛みなどからトレーニングが思うように出来ず、レースでも成績が出ないという苦しい状態が続き、大学入学と同時にバーンアウトし、アルペン選手を引退しました。
しかし、4年後の2008年にスキークロスに出会い、
幼少から憧れていた“オリンピック”を再び目指すチャンスに巡り会いました。
大学4年間、スキーを失った私は何を目指すべきなのか、
色々なものにチャレンジしてみましたが、どれも集中して取り組む事が出来ず、
私の取り柄だった「目標に向かって突っ走る行動力」や「運の良さ」
を発揮することが出来ない面白くない日々でした。
そんなうつ状態から脱出させてくれたのはやはりスキーという存在でした。
新たにオリンピック種目として採用されたばかりのスキークロスと出会い、チャレンジ出来ることは本当に嬉しくて仕方ありませんでした。
中3でアメリカに留学した沢山の理由の中の1つは、
「世界で戦える選手になるため」
そしてもう一つは、
日本ではなかなか出来ないスピード系(ダウンヒル、スーパーG)を
「お腹いっぱいやりたい」
でした。
スキークロスはスピード系要素が多く、
アメリカでスピード系を中心に活動していた経験をしっかり活かせること、
そして、競技は異なりますが、ジュニア時代に抱いていた
「世界で戦いたい」という夢に再び挑戦できるチャンスだと思い、復帰する決意をしました。
4年のブランクを乗り越え、
昨年、スキークロス転向後3年目にしてワールドカップ出場を果たしました。
そしてワールドカップ2年目になる今年は、予選通過(16位以内)を目指し、
プレオリンピックの来シーズンは世界選手権とワールドカップで入賞、
そしてソチオリンピックでは表彰台に立つことを目標に現在活動しています。
二度目の世界に挑戦出来るこのチャンス、
ジュニア時代からの
“世界で戦える選手になる”
という夢を
「ソチオリンピックで表彰台に立つ」
という形で叶えたい。
私は現在パートナーエージェントスキーチーム に所属し、
雇用という形で私の活動をサポートしていただいています。
国内のスキー選手と比較すると大変恵まれた状況で活動出来ていますが、
スキークロスは海外を拠点としてレースやトレーニングを行わなくてはならないため、
『世界を相手に勝つ』ための練習環境やレース環境を整えるためには莫大な費用が必要となります。
私は現在、パートナーエージェントからのサポートの他、
短期のアルバイト、そして親に借金をして、
その中で出来る限りの活動をしています。
しかし、海外の選手は今の私よりも遥かに雪上での練習量が多く、
また1年中スキーが出来るという良い環境の中、
雪上と陸上トレーニングを効率の良い形で行なっており、
そんな選手達を相手に戦うためには
私には更に多くのトレーニングを、効率の良い環境の中で行うことが絶対不可欠です。
しかし、日本はナショナルチームとしての活動がありません。
そんな状況下で世界を相手に戦うためには、個人でコーチやトレーナーを雇い活動するしかありません。
とても個人負担が大きく、多くの活動資金が必要なスキークロスですが、
私は絶対に資金不足だからという理由で、目標を諦めたくありません。
そのために、
私は絶対『World Challengers』で支援対象者になり、
良い練習環境を得て、
『ソチオリンピックで表彰台に立つ』
という目標を叶えさせて頂きたいです。
スキークロス
日置千耶子の応援よろしくお願い致します!!
FIS=国際スキー連盟
FIS Continental Cup = 大陸別選手権
FISレース = 国際スキー連盟公認大会
今年のオーストラリアでのFISコンチネンタルカップでは
ワールドカップランキング4位と18位の選手が出場する中、
対等に戦い二戦共3位入賞。
昨シーズン1月に開催されたFIS World Cup St.Johann大会では、
予選タイムトライアルではトップと3.12秒差の29位(予選不通過)。
予選通過ラインである16位までのタイム差は1.4秒。
リアクションタイム(スタートの反応から約4mまでのタイム)では7位。
スタート反応の良さと、出し直後のスタートダッシュの良さを表しています。
トップ選手とのタイム差の大きな原因はジャンプ関連での処理技術の甘さでした。
ジャンプの技術レベルが低く、難しいジャンプの手前ではスピードを落としてしまったり、また不十分なスピードでジャンプ台に侵入するため、着地地点まで届かず、更にスピードの低下を招いてしまう、という悪循環の中で滑っていました。
こういったミスにより、速度も数キロ以上の差が出るので、簡単に秒単位での遅れが生じてしまいます。
今夏はジャンプ前後でのタイムロスを防ぐため、ウォータージャンプ施設を利用し、ジャンプ技術を上げるトレーニングに徹底集中的に取り組みました。
この秋からは、実際の雪上でのジャンプ練習とアルペンでの滑走練習をメインに取り組み、トップとの差を一気に縮め、今シーズンの目標である16位以内での予選通過を果たしていきたいです。