しばらく積読していた「ロンググッドバイ」。

思い立って読み始めると3日で読了。


①翻訳作品は登場人物が覚えられない。

②翻訳された文章は癖が強い。


と感じている方も多いのでは。


でもこの「ロンググッドバイ」では、

①についての対策。
主人公のフィリップ・マーロウの言動を追うだけでストーリーについていける。

②についての対策。
村上春樹さんは自身の小説で、英語的な言い回しを好む。
よって村上春樹訳で読むと、英語→日本語の変換にあまり違和感を感じない。


原作者レイモンド・チャンドラーさんは、巧い文章を書きます。

文章を書く時には巧く書かずにはいられないとの言葉も残しているようです。


そんなチャンドラーに惹かれて春樹さんは、探偵フィリップ・マーロウシリーズ7冊を完訳しました。

僕は今「さよなら、愛しい人」を読んでいます。

7冊の中でも「ロンググッドバイ」は別格の出来になっていると春樹さんは語ります。

僕も読了した時は身体がゾワゾワしました🤗

本編に全く関係無いような、サブストーリーも、巧い文章で読まずにはいられない、なんとも言えない中毒性があります。

昔NHKで浅野忠信、綾野剛主演で映像化もされています。

村上春樹好きな人、推理小説好きな人、翻訳作品好きな人。

是非レイモンド・チャンドラー作品を読んでみてください。

なんでも癖のある物の方が旨い🍽

God Bless You !!!