この空を見れば
苦い思い出を忘れられる。
憧れていた、あの子はどうしているかな？
仲は良かったが、俺に勇気がないばかりに
離れちまったあの時の子。
綺麗だった彼女を思い出しながら
想い出に浸る日々が続く。
憧れているだけでは、駄目なのかな？
君を見つめているだけで、辛いこの世の中
カラ元気でも明るくなれる。
この空を眺めながら
明日への元気を蓄えよう。
こんな酷い世の中だから
君の様な存在が必要なのさ。
この俺の汚れちまった、心でも
君の光があれば、いくらかマシに見えるだろう。
ああ、あの夕焼けのあかね雲の様に
いつも、輝いていてくれ。
笑っている、君の横顔を見ているだけで
また、情けない俺だが、力が出てくる。
遠いあの空の下。
虹がかかっている、あの足元に
君と行ってみたい。
普段はドブネズミの様な俺だけど、
君と会う時は、お洒落をするよ。
お金は、無いけれどなんでも奢って上げる
君を見ている時間だけが
俺の宝の時間だから。
人間って、辛い生き物だよね。
いくら好きでも、理性が君への愛を邪魔をする。
ドブネズミの俺だから、君にふさわしくないって
理性がそう叫んでいる。
でもいいんだ、君さへ輝いていてくれるなら。
俺はドブネズミままでも、一向にかまわない。
泣きたいときは言ってね。
何処に居ようと、飛んでいくから。
せめて、君の心が寂しくないように
俺のぬくもりを分けてあげるよ。
こんな、ドブネズミの俺でよければ
いつでも、呼んでくれ。
君がいつか結婚するなら、
心から祝福するよ。
ドブネズミの俺は、式には行けないけど
君の幸せをあの茜色の雲に願うよ。
日も沈んだし、もう寝ようか。
明日も君が幸せでありますようjに。
↑ポチット押していただけると嬉しいです（笑）