●3/14~3/18
トライフルエンターテイメントプロデュース
「ハローイエスタデイ」
脚本はブラックパールやミストパなどでおなじみ小峯さん。
いろんな出来事が絡み合い、最後に一緒になってストンと落ちる感じ。
今回もそんなお話。
ある日、カフェの店員、一平は嵐の夜、片思いの真希に振られる。
その嵐により、カフェ近くの公衆電話に落雷する。
そこから何故か過去につながる電話となり、過去が変わっていくん
だけど。
この物語の主人公一平は、ヘタレな情けない男。それを励ます親友の
慎吾。
ヘタレな一平を戸谷公人くん、慎吾を平間壮一くんが演じています。
公ちゃんというとディエンドみたいなかっこいい役が多いイメージ
だったので まるっきり違っててどうなるんだろうと思いましたが、
それがとっても ハマってた。公ちゃんすげー!新たな魅力発見!
また慎吾の壮ちゃんもいつもとは違った感じで、すごく惹かれました。
壮ちゃんの役って今まで観たものは現実的でなかったり、年齢不詳
だったり したのですが、慎吾は23歳の会社員なので身近な等身大の
役だったから 惹かれたのかもしれません。
私はスーツが似合う人が好きみたいで、ミストパの貴ちゃんといい、
今回の壮ちゃんといい、バキューンって感じでした。
下は細身の黒いジーンズで上はストライプ?のシャツ。それに
ネクタイしてて。 んでもってあのサラサラヘアでしょ?一発ですよ!
カーテンコールの時、ジャケットを着てきたときはかっこよすぎて
倒れるかと思いましたw
また壮ちゃんが言ってたけどプロデューサーの配役は間違ったことは
ないと いうのは本当で、他の人物もまた俳優さんもぴったりでした。
店長役の水谷あつしさん。ベテランだから間の取り方が絶妙。
あじゃさん演じるバイトの美華子ちゃん。ちょっと変わったドMちゃん
だけど 魅力的でした。
一平の片思いの相手、真希役のまつながひろこさんは、素で見ても
めっちゃきれいでチャーミング。一平のことが気になっているところが
かわいかった。
紅葉美緒くん演じる真希ちゃんとおつきあい中の星野。仕事一本やりで
堅い ところがあるように見えるが実はいい人っぽい。そして天然。
北村悠くん演じる中華屋の堅田。強いけどメンタルめちゃ弱w
意味不明な ことを言ったり、中国出身だけど白鵬友達だったりと謎の男w
そしてシュンリーこと高木俊さん演じる、堅田と美華子を取り合う?
チンピラ荒木。ヒデさんがやりそうなチンピラw ちょっと間が抜けてて
憎めない悪いやつ。
そんな個性的な人物が絡みあってスルスルと進んであっという間でした。
そして最初から最後まで笑えました。やっぱりコメディって好きだ。
一平と真希の関係が、くっつくのかどうなのかっていうところ。
一平も早く真希に告白すればいいのに、デモデモでウジウジしてる。
真希も一平のことが好きなのに、言い出せないでいるし。
お話の最後は、本当は店長が「再婚したいな」とつぶやいて終わる
ところを 音楽流してまた短いストーリーを付けたみたいで、
それがまたよかった。
本編は一平が花を持って真希に告白に行き、店長の「再婚したいな」で
終わるんだけど、その後音楽が掛かり、真希に会えなかった一平が
戻ってくる。
店長がまた行き違いになるといけないから店に留まらせる。
すると一平を追っかけて行った慎吾と真希が戻ってくる。
店長と慎吾は、2人きりにするために店に入る。
そして一平はやっと真希に花を差し出す。照れる2人。
で、ハッピーエンド。これがあるから救われる。
店長のつぶやきで終わってたら、ハッピーエンドとはわかってても
ちょっとモヤモヤが残るもんね。
店長と慎吾が店に戻るんだけど、また一平がヘタレを出して一緒に
行こうとするところをドアを閉めて「だめ!」といった顔で笑う慎吾。
あの壮ちゃんがもう!!
そしてそして5日間観たんですが、千秋楽では最後のシーンで
一平がシミュレーションした通りに跪いて、なんとなんと
真希ちゃんが 花を受け取ってくれましたああ!
観客からも「おおっ!」って声と共に大きな拍手が。
この恋を見守っていた観客もよかったね!という拍手だったと
思います。
あれは感動したなあ。
最近観た中で2番目にいきなりランクイン!(1番は「ゼツボー荘
より 愛をこめて」)。
すごくいい作品でキャストも最高でほんとに幸せな5日間でした。
まだいい足りないことがあるが、長くなったので続く。