実は私は外の病院のマッチングどころか見学すらしに行きませんでした。

 

なぜなら、私のようにコミュニケーションに難があるような人が、外の世界でうまくやっていける自信がなかったからです。

 

もしかしたら外に自分にとって理想的な研修先はあったかもしれません。

 

でも、母校は5年生の時に臨床実習をして、それを通じてある程度内情は分かっていましたので、安心感がありました。

 

幸いなことに母校の初期研修はしっかりしておりましたので、母校に残ることに迷いはなかったです。

 

学生時代には、周りはマッチングの話しで盛り上がり、いいなあと思ったこともありましたが、当時は不安の方が強かったのです。

 

見学くらいしてもよかったかもしれませんが、特に行きたいと思った病院もありませんでしたので、情報も真面目に収集していませんでした。

 

医師の世界は学生時代と全く異なり、完全に新たな世界です。

 

医師の世界がどういう世界かについて知らない段階で外に出るのは、それなりにリスクを伴うことは理解した方がよいです。

 

個人的には外の世界に出るのは、医師としてのキャリアを積んでからでも遅くはないと思います。

 

これはあくまで私の場合です。

 

もちろん、敢えて外に出たいという方も多いと思います。

 

現在は当時と比べればマッチングに関する情報が豊富にあるため、チャレンジしやすいと思います。

 

そんな私が、ここまでの医師としてのキャリアの中で研修先についての落とし穴についてお伝えしようと思います。