医学部時代の20代前半は、大人の階段を上り始めた非常に多感な時期です。

 

私のように健全な青春時代を送れなかったような人間は、自分の夢に対しても非常に変わった思考を持っていました。

 

こればかりは人それぞれですが、まずは私の例から。

 

 

私は実は医学部時代は臨床医に対する憧れは持っていませんでした。

 

もともと医者になろうと思ったきっかけは、中学から高校にかけて、凶悪犯罪が起こると必ずテレビに出ていた、上智大学の福島章先生に憧れてのことでした。

 

そこから心理学に興味を持ったのですが、文系科目が全く駄目だったので、精神医学を専攻出来る医学部を志した、というのが始まりでした。

 

そういう背景もあり、医学部に入ったばかりの頃は、法医学にも興味を持っていました。

 

もちろん、精神科も医学部6年までは第一志望でした。

 

そんな中、私が当時もの凄く夢見たことがありました。

 

それは有名になることでした。

 

田舎者あるあるですが、テレビなどのメディアの存在は絶大でした。

 

普通に医者になったら平凡な人生しか送れない。

 

人がやらないことをやりたい。

 

そういう気持ちであふれていました。

 

ちょうど大学時代に、ヒルズ族のM&Aが脚光を浴びていました。

 

私もヒルズ属を目指したいと思っていたことはありました。

 

しかし、起業のノウハウはゼロ。

 

そのために秘書検定を勉強して仕組みを理解しようとしたこともありました。

 

そして何よりも本を出版する夢がもの凄く、その準備として、お遊び程度に原稿を書いたり、ウェブマガジン投稿をやってみたこともありました。

 

もう20年も前の話です。

 

実はアメブロが始まったばかりの20年前にブログも書いていました。

 

そんなこんなで、私はまともに臨床医をやる気はなく、とにかく訳の分からない夢ばかり追い求めていました。

 

正直、チャンスがあればギタリストになりたいとも思っていましたし。

 

ただ、友達もおらず、当時は今ほどの情報社会ではありませんでしたので、何一つノウハウもない状態でした。

 

今の時代であれば、確実にYouTuberを目指していたであろう。

 

 

そんなことで、結局夢ばかり膨れ上がりつつも、結果的には普通に研修医になり、普通に臨床医になりました。

 

ただ、当時思い描いていた夢は、多少形は違えど、着実に叶いつつあります。

 

 

何が言いたいかというと。

 

夢を追い求めるのは医者になってからでも遅くない!

 

ということです。

 

 

まずは医者の世界を知ること。

 

どこまでまともに医者としての仕事を続けるかはあなた次第。

 

医学部に入って医者になったのだから、まずは医者としてやっていこう。

 

医者になって、得られることは沢山あります。

 

若い頃は色々と早く色んなことをやりたいと思うものですが、実際には人生は相当長いです。

 

今私はまさに夢を追い求めている最中です。