大学病院が非常勤となり、クリニックの診療に関わるようになって2週間が経過。

 

私が診療を行うことになったクリニックは、リウマチ膠原病診療クリニックとしての質は埼玉県内屈指、もしかしたら全国でもトップレベルではないかと思われる、素晴らしいクリニックです。

 

そこで診療が出来ることを心から嬉しく思っています。

 

開院して15年ということで、私がリウマチ内科医になったキャリアとほぼ同じくらいなのですが、そこまで多くの苦労があったと聞いています。

 

そこを乗り越えて、リウマチ膠原病クリニックとして素晴らしい診療体制を築き上げたことは、本当に素晴らしいことだと思っています。

 

実際に働いてみて、とにかく労働環境が快適です。

 

その最大の要因はスタッフとの協力体制がしっかりしていることです。

 

私は今まで、外来診療をほぼ1人でやっていました。

 

よく患者さんは大きな病院に行くと、医者が1人で診療を行い、パソコンの画面ばかり見ていてこちらを見てくれないと感じることも多いと思います。

 

検査のオーダーにしても、パソコン操作に手間取ったり、日程も患者さんの希望の日程に予約が入らなかったりすると、それを決めるだけで無駄に時間が過ぎている姿を患者さんも感じていたのではないかと思います。

 

また、初診患者さんの問診や生物学的製剤についての説明なども、経験豊富なスタッフが行ってくれます。

 

これも、今までは問診は一応問診票みたいなものはありましたが、スタッフが直接お話を聞いてしっかりとポイントを整理した状態で私の方に伝えてもらえますし、生物学的製剤の説明についても、外来を行いながら行うとどうしても時間がかかってしまう中で、ゆっくり時間をかけて説明してくれます。

 

さらに、検査についても、関節エコー、レントゲン、CTはその日のうちに行えますし、採血は基本的には外注ですが、ごく簡単な血算や生化学やCRPは短時間で確認出来ます。

 

その日に分かる採血項目が少ないことや、心エコーやMRIがないことや、処方が4週前後までという点はありますが、診療の質は保たれるどころか、多くの患者さんにおいては大きな病院の外来よりも高い質で診療を行うことが可能ではないかと思っています。

 

さらには今のクリニックはリハビリに非常に力を入れており、その点においても患者さんに対するメリットは大きいです。

 

私は大学病院と市中病院の診療にはこれからも関わっていきますが、それぞれの役割を理解した診療が患者さんにおいて質の高い診療につながるものと確信しております。





私は自分が診療に関わるにあたって、その地域を愛することが必要不可欠だと思います。


クリニック周辺はこのように近代的でとても綺麗で、一方で人もそれ程多くはなく静かで落ち着いた街並みです。



少し離れればこのように素晴らしい自然もあります。


私がここで仕事が出来ることを心から嬉しく思っています。