今日の朝!

 

ついに!ついに!

 

人生最後の大学病院の夜間救急を終えることが出来ました!!!

 

ここまでの17年間。

 

留学期間の1年半を除いて、毎月ほぼ欠かさず、研修医時代は週1回くらい、ずっとずっと苦しめられ続けてきた苦行に終止符を打つことが出来ました。

 

まだ1月1日の日中が残っているものの、夜間はもう二度とやることはありません。

 

本当に本当に長く苦しかった。

 

今までこれだけは、楽しかったと思ったことは一度もありません。

 

もちろん、プラスに考えれば経験にはなったかもしれませんが、ここまでの間に受けてきた傷が癒えることはありません。

 

もう過去のことです。

 

実はうちは3年くらい前からある先生が赴任してから、だいぶ変わりました。

 

反対意見もあるのかもしれませんが、少なくとも私にとっては、当時とは比べものにならないくらい環境が整備されてきて、現時点ではかなり働きやすい環境になったと思います。

 

今の若い先生方は知らないであろう。

 

よくここまでやってこられたものだと思います。

 

ただ、過去に受けた心的外傷は一生消えないと思います。

 

これは単純に救急で重症の対応に迫られたという単純なものではありません。

 

前にも話しましたが、私自身、本当は救急自体は好きなのです。

 

私が何に苦しんできたか、その時代にそれなりに大きな場所の救急を経験したことがある人なら、分かって頂けるのではないかと思います。

 

でも、全国には、今の働き方改革に代表されるような形だけの労働環境整備ではなく、現場の人間の気持ちに寄り添った環境整備が行われていない所は多いのではないかと思います。

 

でも、来年から始まる働き方改革で、本当にいい方向に傾くか。

 

実はうちに関して言えば、よくなった点もありますが、課題もありそうです。

 

何が問題なのかということは追々話すとして、とりあえず今はもう二度と来ない試練を克服した喜びを噛みしめながら、明日の学会に備えてゆっくりしたいと思います。