昨日、無事ウェブ講演会を終えることが出来ました。

 

一つ残念だったのが、スマホでも視聴可能と話で伺っていたのですが、そのためには特殊なアプリ(具体的にはv-cubeセミナー)をダウンロードしないと視聴出来ないことが、発表開始30分前に発覚したことです。

 

急いでツイッターで告知したのですが、私の妻も間違えて類似の別のアプリをダウンロードしてしまって観ることが出来ず、他にも観ることが出来なかった方がたくさんいらっしゃったと聞きましたので、その点は本当に申し訳なく思っております。

 

スマホ仕様があまりにも不親切であり、個人的には今でも不満なのですが、それも含めて今回は初のウェブセミナー体験であり、とても貴重な経験でした。

 

実際に、まだアクセス数は聞いていないのですが、ツイッターやブログでの告知で知った方を除いて、もともと放送が予定されていた各医療機関の専門家からはかなりの数の質問が来て、当該製薬会社主催のウェブセミナーの中でも、今までにない数の質問数だったみたいです。

 

 

講演会の打ち上げで製薬会社の方ともお話したのですが、リウマチ膠原病領域はどういう訳か、非専門医の方や一般人向けの公開講座が非常に少ないのが現状です。

 

その理由としては、やはり専門医不足で日々の診療業務や研究などで多忙なため、講演の機会を確保することが困難なことがあるかと思います。

 

だから、たまに行われると非常に大きな反響があります。

 

 

私が以前からモットーとしているのは、「医学が発展しても普及しなければ意味がない」ということです。

 

あまりにもリウマチ膠原病領域の最新の情報のみならず、基本的なことまでも、あまりにも世間には普及していないのです。

 

下手すれば地域によっては専門医の間でも十分に普及していないかもしれません。

 

実際私も大学病院という環境にあるからこそ色んな情報を入手しやすいのですが、もし今後大学を離れるようなことがあった場合、医学の進歩に自分の診療が追いついてかないことについては懸念しております。

 

そういうこともあり、やはり「普及」というのは自分の中では今後最も力を入れていきたい所だと思っています。

 

 

ということで、昨日もスマホでの視聴がスムーズに出来ない問題などもあり、私の妻を含めて多くの方が視聴出来なかった訳なので、製薬会社の方には第2弾を必ず企画するようにお伝えいたしました(笑)。

 

そして、もうしばらく待っていただきたいのですが、今回講演した内容を一部内容を修正した後に、YouTubeにもアップする計画を立てております。

 

他のリウマチの先生でYouTubeで情報を発信されている方はすでにいらっしゃるのですが、私もすでに過去に発表してきた一般の方向けの内容はありますので、身の回りの整理がついたら開始したいと思います。

 

乞うご期待下さい。