昨日、ついに帰国して1年が経過しました。
この1年間、長かったか短かったかというと、正直訳が分からないです。
本当に凄まじい勢いで時間が流れていました。
昨年の12月1日から診療業務を始めた訳ですが、もうここから怒濤でした。
気がつけば、大学病院以外に2つの地域の病院を併せて、外来患者数はたった1年で300人に達しています。
その間に、病棟業務は毎日行うのは当然のこと、外の病院の救急当直など、この1年間ほとんど休みがありませんでした。
さらに、研究会や学会発表も頻繁に行い、その他講演や執筆など、そして研究関連について色々あり、さらには医局内の雑務も含め、常に何かの仕事を課せられていました。
ただ一つ、とりあえず健康でいること。
これが何よりの救いです。
しかし、こんな生活をずっと送る訳にはいきません。
少しでもマンパワーを確保し、次世代の若手医師を拡充、そして育成していき、さらには医療環境を整備することがますます必要であることを、改めて実感しました。
1年前。
アメリカでの生活に悔いはありませんでした。
辛いことの方が多かったのは事実ですし、またアメリカでの生活をしたいとは思いません。
やはり日本は素晴らしい国だと思います。
日本の方が忙しいですが、それでも日本での生活はいいです。
ただ、あの時の生活を思い出した時、また少しだけでいいからあの時の生活に戻りたいと思うこともなくはないです。
この前のシカゴの学会の時に1日だけ留学先のコロンバスに行ってきました。
1年とはいってもたかが1年。
懐かしいという気持ちも異国に来たという気持ちもあまりなく、あの1日だけはあの時の当たり前の日常そのままに戻った気分でした。
自分の中にこういう故郷があるのは、きっと幸せなことなのだと思います。
先日はたった1日しか時間がなく、全くゆっくり出来なかったのですが、いつか1週間くらいゆっくりしたいものです。
それで十分です。
おそらくここからの1年もそれほど大きく変わらない1年になるような気がします。
忙しいですが、自分がどんどん飛躍していき、本当に楽しいです。
ブログはあまり書けないかもしれませんが、ツイッターは定期的にツイートしますので、今後ともよろしくお願いいたします。