実は昨日のことなのですが、ラボの-80度の冷凍庫が壊れました。
 
冷凍庫の故障はラボにとっては、超緊急事態です。
 
冷凍庫の中には大量の検体や試薬が保管されており、その多くは、短期間でも室温にさらされた場合はダメになる可能性のあるものです。
 
この緊急事態に、みんな力を合わせました。
 
ある人は業者や色んなスタッフに連絡して、ある人は遠くの建物から大量のドライアイスを持ってきて、ある人は段取りを考えて。
 
そして予備の冷凍庫を確保し、準備が整った時、私達は一斉に移動作業を行いました。
 
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これが移動後の壊れた冷凍庫。
 
素晴らしい連携により、5分以内に全て移動させることが出来ました。
 
 
そして、今日はラボの掃除を行いました。
 
まずは2ヶ月くらい前の写真から。

 

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厳密には今日の写真ではありませんが、ほとんど同じ感じです。
 
今日は私を含めて3人で大がかりに掃除をしました。
 
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なかなかの出来映え(笑)。
 
 
それにしても、こうやって助け合ってあることを成し遂げることは、本当にいいですね。
 
これぞまさにチームプレーです。
 
アメリカって、何の分野でも個々の能力が高く、個人プレーの方が得意で、チームプレーが苦手なんじゃないかと、留学する前はそんな勝手なイメージを持っていましたが、実際には、少なくとも私が今いる所は、非常にいいチームプレーを実現しております。
 
そして、何よりも重要なことは、助け合いによって絆ができあがることです。
 
これは、日本では東日本大震災の時に感じたことです。
 
あの時は、日本は素晴らしい絆を見せたと思います。
 
 
日本にいた頃は、医療の現場で急変などが起こった場合は、いいチーム医療が実現出来るように、皆が同じ方向性で動くことは出来ていたかと思います。
 
しかし、そういう特殊なケースを除いて、なかなかみんなで助け合って何かをしたという機会は、意外と少ないものです。
 
私がここに留学して、どういう時に助け合い、助け合いがどのように行われ、どのように絆ができあがるか、こういうことを身を以て経験することは、日本に帰ってからも必ず生きてくると思います。
 
いい経験です。