NHK番組「所さん!大変ですよ」で、キクラゲブームのことが取り上げられていた。

「幸運の黒いキクラゲ、全国で増殖中!?」とのこと。

 

背景にあるのは、中国産キクラゲの安全問題だそうだ。

調べてみると、過去10年ほどに、下記のような報道がなされていた。

 

  • 2007年7月4日
    横浜市教育委員会は、市立小学校など356校の給食の食材に使用する予定だった中国産のキクラゲから、基準値の約2倍の残留農薬が検出されたと発表した。市教委は、安全性が確認できるまで当面、キクラゲの使用を中止することを決めた。
  • 2008年4月13日
    生活協同組合及び日本生活協同組合連合会が、中国産黒キクラゲより、基準値を超える二酸化硫黄が検出されたことで、商品回収を行った。
  • 2015年8月20厚生労働省は、輸入時のモニタリング検査の結果、中国産乾燥きくらげから基準値を超えるクロルピリホスが検出されたと発表した。

 

そこで、国産キクラゲへのニーズが高まっているわけだ。

 

番組では、キクラゲをこよなく愛する家族や、国産キクラゲ栽培でビジネス展開を図る農家、異業種からの参入を紹介していた。

そんなブームを後押ししているのが、リンガーハット。国産野菜、国産小麦、そしていよいよ国産キクラゲをテコに、さらに需要拡大を図っている。

 

農水省統計によると、国産キクラゲの収穫量は、2013年310トン、14年423トン、15年710トンへとうなぎのぼり。

リンガーハットが全店の「長崎ちゃんぽん」に国産キクラゲを使用するには、50トン以上のキクラゲが必要になると言われており、国産キクラゲの収穫量増加を支えているのが、リンガーハットの国産キクラゲの採用にあったことは明らかだ。

 

 

当初は地域限定だった国産キクラゲ入り長崎ちゃんぽんだが、いよいよ全国のリンガーハットで食べれるということで、さっそく大好きな「野菜たっぷりちゃんぽん」を注文。

 

「野菜たっぷりちゃんぽん(国産野菜480g/国産小麦麺200g)」は、本当に野菜がたっぷりで、食べても食べても野菜が減らない。しかも、独自の生姜ドレッシング、柚子こしょうドレッシングがついているのがうれしい!どちらもコクのあるドレッシングで、ちゃんぽんと絡まるとスパイシーで、絶妙な味わいをプラスしてくれる。どちらのドレッシングもおいしいので、ちゃんぽんの右と左で分けて少しずつ足しながら、最後は生姜と柚子こしょうが混ざって、これまた新たな境地を味わえる。

 

そんな素晴らしい逸品なのだが、残念ながら、キクラゲは殆ど入っていなかった。

野菜たっぷりちゃんぽんは対象外なのか?

それともまだ調達量がおいついていないのか?

 

次回に期待したい。

 

ところで、リンガーハット西池袋店には、カウンター席に電源があった。

 

太っ腹だ。

スタバやタリーズのように長居はできそうにないが、緊急時には助かります。

 


 

長崎ちゃんぽん リンガーハット 西池袋店ちゃんぽん / 池袋駅要町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6