ポルトガルで🐣イースターの時期によく食べられる、
folar“フォラール“と呼ばれるパン。
一般的なフォラールは、卵にバター、牛乳、スパイスなどが入った、少し甘いパン。
イースターの時期になると、スーパーでもフォラールが沢山売り出されて、
買ってはみるものの、正直“あんまり美味しくないなぁ…“😑と思ってた。
別に味が悪いわけではなくて、ちょっと乾いた“パサパサ“した食感…
がどうにも好きになれず。
自分の中では長いこと、フォラール=あまり美味しくない、のイメージだった。
何年か前、旦那さんの親戚宅でイースターを過ごした際、
近所の人達が作ったという、まだほんのり暖かいフォラールを出された。
トウモロコシの葉っぱを敷いて焼いたそうで、香ばしい香りと、
あの“パサパサ“ではなく、しっとりした食感に…😳えぇ❓これ…美味しい❣️
な〜んだ。フォラールって美味しいじゃん。
もしかしたら自分でも…作れるかも❓
まずは基本的なフォラールを、こちらのレシピを参照しながら作ってみた。
そこから毎年恒例の、フォラール作りが始まって…
同じのばかりでは飽き足らず、さらに各地方のフォラールや、オリジナルのフォラールなど、
レシピを探しては作ってみた。
これはVila do Condeのpão doceと呼ばれるフォラール。
大体フォラールには、アニス&シナモンパウダーの組み合わせが多いけど、
これはサフラン&シナモンを使った、シンプルで素朴な味。
アルガルベのフォラール。
シナモン&アニスとスターアニスを入れたハーブティーを使い、
さらにレモン🍋も入って…香りが最高❗️
Regueifa doceは、編み込んだりねじったりして丸く仕上げるタイプ。
“ねじりパン“を想い出して、ちょっと懐かしかった☺️
アグアルデンテと呼ばれるフルーツブランデーを使った
Aljezur(アルガルベ地方)のフォラール。
ブランデーが入ると、焼き上がりの香りがヤバい…🤤
こうやって写真で並べると、見た目はそれほど変わりないし、
ビジュアル的にも、あまりパッとしないんだけど…💦
アニス&シナモンを使った生地を焼くときって、
オーブンから漂う香りが、めっちゃ良いし(アニスの香りって女性好みだと思う)
更にブランデーとかポルト、モスカテルなどのお酒が入ると、
食べたときに口から鼻に抜ける香り…もたまらない😍
それに家で作れば、焼き加減も自在にできる。
中までしっかり火を通しすぎると、パサパサになってしまうので、
芯がちょっと生っぽい…❓くらいで止めておくのが、自分好み。
書きながら、あらためて思ったけど…🤔
こうやってパンやお菓子を作ることでさえも、
自分は何が好きなのか、明らかにして、
どうやったら自分好みになるか…創意工夫していく作業なんだね。