いつも読んで頂き、ありがとうございます。



  今月の同門誌より、「千家人物散歩」は、細川三斎の茶会記です。


  客である松屋久重が、詳細な記録を残してくれたおかげで、私たちもその様子を知ることができます。



  炭点前。

  飾ってある香合を探しに戻ったり、釜の上げ据えは、茶堂が行ったり、とらわれずに楽しんでいらっしゃる様子が見えてきます。


  驚きは香をたく時。

  練り香を炊いて、さらに伽羅という、高価な香を惜し気も無く使うのです。



  どんなに良い香りだったでしょう。

  先日の茶事でのお香の香りを思い出していました。



  

  散歩の途中の椿。
  抜けるように白い。曙椿でしょうか。



  お茶の輪、着物の輪が拡がっていきますように。