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  今月の同門誌、「千家人物散歩」は「武蔵鐙の文」。


  千利休から古田織部に宛てて書いた、数少ない、書状です。



  小田原攻めに居た、利休が、織部に最高の出来の花入れを送り、その返事の返事。



  歌を添えて、その花入れの素晴らしさを語り合う二人の関係に、熊倉先生も、



  「内容も筆跡も素晴らしく、全文紹介したいところですが、それだけでこの回は終わってしまいますので…。」と古文書好きが溢れ出ています。



   最後に、利休最期の前に細川三斎と古田織部が淀で見送った逸話も書かれていました。只、見送るだけでなく、春浅い日に利休の身体を案じ、輿を用意するためだったと。



  どちらも壮絶な最期を遂げた茶人だけに、思いも特別だったのでしょうね。



  

  GWに出会った、マムシ草。
  里山ならではの花に出会えて、嬉しい気持ちでした。


  お茶の輪、着物の輪が拡がっていきますように。