いつも読んで頂き、ありがとうございます。


  先日のお稽古では、釜の湯がよく沸き、釜の蓋を取るのが、とても熱そうでした。


   皆さんは釜の蓋を開ける時、平らに持っていますか?


   蒸気を逃がすために、斜めになっている釜の蓋、その角度のままでは、持つ手の方に蒸気が流れて手首をやけどすることもあります。

  蓋を平らにしながら手前に引いてくると危なくないです。

  釜の縁まで引いたら、蓋を斜めにして露を落とし(元の斜め)、また平らにして(露を落とさないように)、蓋置きに持っていくと、いいです。


   この、平ら、斜め、平ら、の動きはH先生によく教えて頂いた所作で、80才を越えても美しい所作を追求なさっていた姿勢を思い出します。


  
  朝陽。日の出が遅くなり、暗い中起きるのは億劫ですが、生まれたばかりの光に出会えるのは嬉しいです。



  お茶の輪、着物の輪が拡がっていきますように。