中学生の時は、簡単に

やれ旧帝大だ

やれ医学部だ

やれ早慶上理ICUだ

やれ国公立大学だ

やれMARCHだ

っと簡単に言うが、実際に高校に入り、高二ぐらいになると、中学〜高一までに言ってた志望校がガラッと変わり、高三になるとさらにトーンダウンし、そして共通テストが終わると、もっとスケールダウンして、ありゃりゃ!f(^_^ ;)

っとなる方が多い。特にいわゆる自称進学校と呼ばれる高校に進学した人は尚更ね。


自称進学校に進学すると周囲からは、

頭いいね!

とは言われ、入った当初は

脳内お花畑

で夢をカッコ良く語りよる。が、

高一春→夏→秋→冬→高二に上がる前の来春

と、時間が経過するにつれ、

国公立大→最低でもMARCH

になり、高二の夏〜秋くらいになって、脳内お花畑が終焉を迎え、ようやく現実にひきづり戻される。


中学生〜高一時になるとやたら女子が小さく見える。みな口々には化粧と彼氏の話し、バイトやライブの話しばかりになり、ほとんど勉強の話しをする人が激減する。JKと言われ、モテ囃され、めっちゃかわいいかわいい言われる。まさに脳内お花畑。


が、自称進学校ゆえに、周囲はみな自分と同レベルで、内申の猛者ばかり。中学では評定4.2とか取れてた女子が、高一の今や評定たったの3.6…進研模試受けると偏差値48そこそこ…その割にお化粧の時間や、髪乾かす時間、お着替えの時間と高校生になって、やたら身支度に時間がかかる始末…中学ではあんなにすぐにジャージ着てた女子が、高校になると休日でも制服を着てる、学校に行く訳でもないのに。そうやって何かにつけて中学とは身支度に時間がかかるように変化してる自分に、あまり気がつかないでしまう。


で、近い公立に行ったがゆえに、近くにはなかなか予備校がない。仕方なく中学で通ってた塾に戻ろうかなと思って聞いてみると、やたら金額が高くなってることに気がつくのだ。しかも中学生の時に通ってた塾とは違い、塾側もやたら自分を大人扱いしてくれて自主性を尊重してくれるのだが、そうすると今度は高校生的には『何故中学生の時のように介入してくれないの?』と言う疑念が湧き、塾に物足りなさを感じるようになり、The 高校生が通うような

武田塾

四谷学院

なんかの資料を取り寄せると、

月に12〜15万前後

(※国公立大仕様)

マジっすか

Σ(゜ω゜)

っとなる。何故こんな高いのか、

それは国公立大は受験科目が5教科6科目だからである。文系は社会が2科目、理系は理科が2科目あるから…


まずここで金額ネックが出てくるので、塾通いが暗礁に乗り上げてしまう。特に女子の場合、空気読みを過度にしちゃって、その高額な金額で親に忖度しちゃう。大学受験用の塾は、科目を取れば取るほど受講料が高くなってしまうのだ。英語1科目でさえも、文法や長文、英作文、リスニングと四つ講座を取る羽目になる。国語も現代文、古文、漢文、小論文と四つも講座がある。まあこんな具合でどうしても科目がガサばり、金額が上がってしまうのだ。


また、高校受験が終わり、すっかりやれバイトだなんだかんだと遊び人になり下がってる自分に、なかなか足抜けが出来ない。


しかも、自称進学校の授業の速度は大学受験界的には『めちゃくちゃ遅い』のだが、高校生は口々に

うちの高校、授業の進みが早い

うちの高校、宿題が多い

とホザくのだ。


が、現実を見てみると、

⭐︎中高一貫校は遅くても高一で高三までの教科書が終わる

⭐︎浦高や大宮高は高二で、高三までの教科書が終わる

⭐︎開成高など難関私立の高入生でさえも高一で、高三までの教科書が終わる

⭐︎ 開成高など難関私立中の中高一貫校生は中学生時分に高3までの教科書が終わってる

と言う事実を突きつけられる。もっと早いペースで授業をやってることに気がつく。

自称進学校は高三秋で高三までの教科書が終わる。これはつまり共通テスト3ヶ月前…そう、ここでやっと授業の進み具合が遅いことに気がつく。


しかも

高校受験で頭いい気になっていたのが、知らぬ間にいつの間にか凡人化、いや落ちこぼれ化してしまってるのが現実が…

私は中学生には必ずこう説明している。


北辰テストの高校偏差値

-15

した大学に行くのが普通だよ

とね。