いよいよ今日、埼玉県の公立高校の入試日ですね。
年明け前までは早く感じ、年明け後の私立入試が終わった辺りから、『まだかいな、早く終われよぉ〜』と逆に一日が長く感じ出すが、今日までを振り返ってみると、あっという間にも感じる不思議な一ヶ月前後の日数を経験したことだと、中3は思う。
正直私が中3の頃のこの頃の記憶が全然無い。私立までは色々と覚えているのだけれども、私立が終わって公立の入試前日までの記憶が全然無いんですわ。それぐらい日常生活とはある種違った面持ちで日々を過ごしたんだろうなって思うから、恐らく記憶に残らなかったんだろうなって、述懐する。
私の場合、私立高校に受かり、国立高専に落ち、そして公立高校にも落ちて、不遇な気持ちのなか、その私立高校に行く羽目になり、いわゆる『燃え尽き症候群』と言うものになった……
正直、物凄く燃えに燃えた受験勉強をした訳でもなく、そんなに勉強を頑張ってやった訳では無い。今だから思うと、兄妹の中で一番頭が良かったこともあり、親からは一番期待されてしまって、変な気負いというか、プレッシャーはあったなぁとは思う。
それと『俺は兄妹の中では一番頭がいい』という自負心もあった。それが次第に変なプライドを形成するようにはなり、兄妹は私の地元から一歩も出てない人なのに、私だけは『他の兄妹とは違う』という思いもあり、地元には残らなかったし、あの地元の良さというものも全然分からなかったし、分かりたいとも思わなかった。
都会に出たいと思って出てきたが、結果的に都会ではない首都圏(笑)に出てきちゃったということだ。
中3というと多くは15歳だよね。
この曲を聞くと『嗚呼、自分が15の時ってこんなことで悩んでたよなぁ』って思う。若いって、色々いいことでも悪いことでも悩むよなぁと。分からなくて悩む、分かってても決断するのに悩む、決めても果たしてこの決断で良かったのか?とも悩むしね。
私なんか今はおっさんになり、最近では老眼や階段登るとぜーぜーして悩む(笑)15歳とは違う悩みがあるけれど、この年齢になると30そこそこみたいに『老いを認めたくない』なんて気負いも既にない。受け入れるしかないし、日々着実に色々な能力が加齢と共に衰退して行ってるなっとも実感している…
が、かと言って老いていくことに対する怖さは実はあまり感じていない。その年齢々々で今、やれる最善を尽くしつつ、一つ二つの諦めとも相まりつつ、目の前のことをひたすらにやればいいだけのことだ。
まだだ、まだ終わらんよ!
たとえ絶望的に不利な状況で、この動画のシャアみたいにショボいモビルスーツを駆って出て、周囲はハマーンやシロッコみたいな化け物的なニュータイプ&高性能なモビルスーツに囲まれて、両手両足が無くなっても戦わなければならない己れの性(さが)を、決して呪うことも無く、絶望視して打ちひしがれることも無く、ただただ今ある状況下のなかで、最善を尽くす、ただそれだけである。
内申が足りない、偏差値や点数が足りない、そんななかで戦わなくてはならない日々が今日で終わる。が、実はそれと同時に多くはこの高校受験のために余儀なく足踏みをさせられていることにも気がつく…そう埼玉というお土地柄、都内にも近いのでお友達のなかでは中学受験をしちゃって高校受験をかっ飛ばして、すでに中高一貫校生らは着実に大学受験だけをみて、日々過ごしているのだから、この高校受験という名の足踏みにより、大きな大きなビハインドを背負わせられてしまっているという事実も厳然とある。それがたとえ浦高や大宮高に入ったとしてもね。そうじゃないところに入った人は尚のこと負債を背負わされていることに、果たして何人が気づいているのか?高校入試が終わったとて、戦いは終わらない、いやむしろこれからがもっともっと大変な戦いだったりする。
でもまずは今日の大舞台、受験生は最善を尽くしてきてください。プロ家庭教師の生出『生徒募集中』の申込・問合せはこちらをクリック!