一口に私学無償化と言っても、運用が都県によってだいぶ違います。


まず埼玉県の場合、大まかに分けて『私学無償化』と言っても

①高等学校等就学支援金(=国)

②父母負担軽減事業補助金(=県)

③奨学のための給付金(=県)

なのです。


が、基本的に①はどこの全日制・定時制高校(※一部支給されない私立通信制高校有り【学校法人のとこは問題ない】)なら問題なく貰えますが、こちらの場合は所得制限が年収910万円未満(※旦那と奥様併せて)限定である。


しかし、②の場合になると埼玉県内の高校に限定され、かつ年収720万円未満(※旦那と奥様併せて)限定である。


③は埼玉県が認可した高校に限定され、こちら所得制限がない。


ただ面倒くさいことに①は国、②と③は県なのでそれぞれ運用する機関が違うので注意されたい。


ところが、これが東京都になるとこう違う。

①に関しては変わりないのだが、違うのは東京都には年収のしばりが無い点が大きい。


また、②についても東京都は他県の高校でもオッケーで、かつこちらも年収のしばりが無い点も大きい。小池百合子さんが頑張ってる点も大きいでしょうね。


なもんで、以前は川口とか戸田、草加市などの東京都と隣接してる市の方は東京の私立高校を選択する方も多かったのだが、この埼玉県の私学無償化制度により、極端に東京都の私立高校を選択するケースがガクっと減ったと感じる。

が、今年に入って、いやらしい攻撃をするご家庭が増えてきた。

それは

住民票を東京都に異動させて私学無償化や、埼玉の家から東京の私立に通わせる

方がね。


例えば兄が都内に住んでいて、住民票だけ東京都民になっているが、自宅は相変わらず埼玉のまま。教委と掛け合って中3だけはいまの中学に通い、高校はMARCH附属で年収制限も東京都なので外れるし、かつ東京都なので他県に通って(まあ住民票上は自県なのだが(笑))も私学無償化に該当する。


今後、こう言う方が増えてくることが予想される。


ちょっと大野埼玉県知事なんとかしてくれよー