個人的に前からずーっと思ってることがある。それは、

埼玉県の公立高校偏差値が現実より高過ぎる

という点だ。

例えば、先日書いた市立川越や浦和北は偏差値55なのであるが、その進学実績は先日見ての通りビッグ東大などの大東亜帝国あたりの大学によく進んでいるのだ。


これを千葉県の公立高校の偏差値55というと、私が真っ先に思いつくのが津田沼高校である。

千葉県立津田沼高校(偏差値55)の進学実績

で、今一度市立川越高と浦和北高の進学実績とを見比べて欲しい!

市立川越高(偏差値55)の進学実績

浦和北高(偏差値55)の進学実績

そして、神奈川県の偏差値55(神奈川全県模試)というと港北高と麻溝台高だ。

港北高校(偏差値55)の進学実績

麻溝台高(偏差値55)の進学実績

まあ神奈川と千葉の公立高校と比べて、明らかに見劣りするんですよね…


これってなんなんですかね?

何となくなんですが私が思うに、

埼玉県のレベルが低いっと、素人目にはうつるんでしょうが、私はそうではなく、違う風に考えてます。


それは、

埼玉の上位層が偏差値自体を引き上げてくれている

のではないかとね。


埼玉は別にして、神奈川の場合はSTEPや湘南ゼミといったトップ系塾に上位層は集結します。千葉県の場合は市進学院に頭いい人が集結します。で、これらの塾は専らこうしたトップ系塾が独自で塾内模試をやってしまうので、こうしたトップ系塾内部での偏差値で、上位層の偏差値的な位置付けを感じます。であるがゆえに、頭いい方々は千葉だとVやSもぎ、神奈川だと神奈川全県模試やWもぎ神奈川版を受けません。


埼玉にももちろんトップ系塾はあります。トップはスクール21ですね。ところが、このスクール21は塾内模試よりも北辰テストを重視しちゃってるんですよ。理由は埼玉県民は北辰テスト教の教祖を崇め奉っているんですよ。正直、北辰テストは公立高校入試に即応した作りになっているし、かつ北辰テスト一強になってるがために独占企業になってしまってて、競争してないので、ほぼほぼ北辰テストのいいなりになってしまってるんですよ。千葉や神奈川みたいに何社か模試があったり、トップ塾内の隔離されたなかでの生存競争があるんですが、北辰テストの問題が簡単過ぎるがために、上位層同士が隔離されてないこともあって、上下がつきにくいという現実があります。


正直、埼玉県のこうした市立川越や浦和北は千葉でいう柏の葉高(偏差値53)と同格かなって思ってます。神奈川や千葉の偏差値より+2高見してるようには思ってます。