埼玉県の公立高校入試社会科の出題傾向をさらさらっとページをスキミングして見てみただけで、ピーンと来たことがある。
まず一番最初に目についたのが、
ほぼ毎年地図の読み取り問題が出てるね‼️
という点に気がついた。
まあこの辺は中学生でも気がつくことですけどね、チラチラと見ただけで分かることなのでね。
過去問を紐解くと出題された年はこうだ。
2024(令和6年)?
2023(令和5年)○
2022(令和4年)○
2021(令和3年)○
2020(令和2年)○
2019(令和元年)○
2018(平成30年)○
2017(平成29年)○
2016(平成28年)○
2015(平成27年)○
2014(平成26年)○
2013(平成25年)○
11年中11年出題されている。
ちなみに、昨年度のものはこう言う問題だった。
細かく分析していくと、
2023(令和5年)大問二(5)配点2点
写真撮影した方向を問う問題(選択肢)
2022(令和4年)大問六(1)配点2点
写真撮影した方向を問う問題(選択肢)
2021(令和3年)大問二(5)配点3点
地図記号や等高線などを読み取る問題(選択肢)
2020(令和2年)大問二(3)配点5点(記述問題)・(5)配点3点(選択肢)
(3)→地形を読み取る知識問題とその土地利用の記述問題
(5)→実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
2019(令和元年)大問二(5)配点3点(選択肢)
実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
2018(平成30年)大問二(4)配点3点(選択肢)・大問六(3)①配点2点
(4)実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
(3)①飛行機航路の最短ルートを問う問題
2017(平成29年)大問二(5)配点3点(選択肢)
実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
2016(平成28年)大問二(4)①配点3点(選択肢)
実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
2015(平成27年)大問二(4)①配点3点(選択肢)
実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
2014(平成26年)大問二(5)配点3点(選択肢)
実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
2013(平成25年)大問二(5)配点3点(選択肢)
実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る問題
地図記号を問われてる場合の出題パターンは
2023(令和5年)×
2022(令和4年)×
2021(令和3年)老人ホーム、高校
2020(令和2年)小・中学校、図書館
2019(令和元年)工場、老人ホーム、果樹園
2018(平成30年)消防署、小・中学校
2017(平成29年)高校、神社、図書館、果樹園
2016(平成28年)田、警察署、駅、工場
2015(平成27年)小・中学校、警察署、老人ホーム
2014(平成26年)博物館、美術館、広葉樹林、寺院、消防署、田
2013(平成25年)小・中学校、駅、果樹園、広葉樹林
まあこんな感じです。
時々違うテイストの問題は出てますが、概ね配点3点の選択肢問題で、実寸の距離を求めたり、地図記号や等高線などを見て地図を読み取る複合問題が主流のようです。
対策としては、
①1/25000や1/50000の地図の実寸を求める計算問題を中学のワークで反復しておくこと。
②二種類の等高線を見ただけで、縮尺の違いが区別出来て、かつ等高線の間隔で距離がだいたい把握できるようにしておくこと。
③ある程度の地図記号を覚えておくこと。特に訳がわからなくなりがちの小・中学校と高校の違い、果樹園と広葉樹林の違い、田と荒地の違い、警察署と交番の違い、工場と発電所の違いなんかは要注意です。
ただ、気になるのは
2022と2023年の連続で出題パターンと違う問題が出ている点です。ひょっとして出題傾向が変わったのかも?!と思しき傾向が出てる点も気になります。
とりあえず、本日のブログはここまで。明日も引き続き地理の出題を見ていきたいと思います。