宅建ダイナマイトのおーさわです。
新聞記事でお勉強
子供の転落防止
ベランダ手すり「10センチ高く」
【記事概要】
子供がベランダから転落する事故を防ぐため、東京都の有識者協議会は15日、手すりを建築基準法の規定よりも10センチ高い120センチ以上とするなど安全基準の強化を求める報告書をまとめた。
2018年2月16日(金)読売新聞
記事によりますと〈2007年度以降にベランダから転落して医療機関を受診するなどした12歳以下の子供は延べ145人に上り、半数以上は2〜5歳だった〉とのこと。
そっかー、2歳〜5歳か。いちばん可愛い盛りですよね。そういえば2歳くらいって、ちっちゃい怪獣みたいだったわ。女のコでもそう思ったくらいだったから、男のコだともっと暴れ回るんだろうな。
ちなみに、なんですが、ワタクシ、かれこれ14〜15年くらい前ですが、できちゃった再婚ののち娘2号が生まれたあたりなんですが、ふいに思いたち、某社主催のベビーシッター養成講座に通っていたことがありまして、いちおう、なんですが、その会社での認定なんですが、試験に受かりまして、ベビーシッターの資格を取得しています。
そんでね、かれこれ、これも20年くらい前ですが、30代のバツイチ当時、保育士をやっている某女子が「ねぇねぇ、相談なんだけどさ」というので「なになに」と聞いたら、彼女の保育園のクリスマスイベントとして「バイクに乗ってさっそうと現れたサンタクロースが、子どもたちのプレゼントを盗もうとするニセモノのサンタクロースをやっつける」という小芝居をやってくれというので、いいよ、といって、当日、底冷えのする12月のクソ寒い水曜日、ペラペラの極薄のサンタクロースの衣装をきて、CB1300スーパーフォー(当時乗っていた大型バイク)で校門から園庭に突入し、ぐるぐると園庭を3回ほど周回し、爆音を立てろということだったので、暴走族のようにブンブンと空ぶかしをし(ヨシムラの集合管をつけてました)、寒いんだけどな、と思いつつ彼女の合図を待ち、で、満を持して、子どもたちの前に「さっそうと登場」したのでありました。
けっこうウケまして。
やんややんやの大喝采。
そして彼女の書いたシナリオで小芝居。
ニセモノのサンタクロース(男性職員の方がやってました)をやっつけるオレ。
小芝居とはいえ、けっこういい気分です。
一瞬、オレって、ほんとのサンタ?
と思ってしまうほどでした。
錯誤ですね。
で、話を戻しますと、そうか、ベランダの手すりね。正確にいうと「手すり」ではなくて「手すり壁」ですが。「手すり付きのフェンス」といったらいいかな。
記事にもあるとおり、建築基準法ではこうなってます。
(屋上広場等)
屋上広場又は2階以上の階にあるバルコニーその他これに類するものの周囲には、安全上必要な高さが1.1メートル以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。
この規定からの出題例です。
出題例(建築基準法)
平成25年【問17】記述イ
3階建ての共同住宅の各階のバルコニーには、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。
【誤り】
うわ、あのですね「各階のバルコニー」じゃないんですわ。「屋上広場」又は「2階以上の階」にあるバルコニーには、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。「1階のバルコニー」には手すりを設置する義務はない。そりゃそうだよね。
解説はお手持ちの過去問にて。
テーマ別問題集だと宅建業法編【問149】
で、この「1.1メートル」を「10センチ高く」して「1.2メートル」にしてはどうかという提言のようです。
東京都商品等安全対策協議会のホームページはこちら
▶子供のベランダからの転落防止のための手すりの安全対策(PDF)
報告書によりますと・・・
【事故の傾向】
- 2歳児が最も多く、次いで3歳、4歳児となっている。
- 10歳前後でも起きている。
- 女児よりも男児の方が多い傾向にある。
- 2階からの転落が最も多く発生している。
【事故につながりやすい状況】
- エアコンの室外機やプランターなど足がかりなるものがある。
- 手すり自体に足がかけられる形状になっている。
- 手すりに大きな隙間がある。
でもさ。
そもそもなんで子どもたちは手すり壁を乗り越えようとしたんだろうか。
ま、オレも54歳だが。
なんとなくわかる。
たぶんだけど。
・・・・外の世界が見たかったんだよね。