団地。高度経済成長期の思い出。 | blog宅建ダイナマイトーーク!(2019年まで)

blog宅建ダイナマイトーーク!(2019年まで)

宅建ダイナマイト合格スクールの大澤です。
ねぇみなさん、今年の10月に行われる宅建試験に合格して、
人生ドカンと弾ませませんか。
宅建の受験勉強ってほんとうは楽しいんだってば。
わかりやすさにこだわりました。
『合格しようぜ宅建士』インプレスより発刊中。

~新聞記事でお勉強~



★今回のお勉強★
【区分所有法・団地の一括建て替え】



------------------

老朽団地の建て替え促進、新たな施策検討へ

《記事概要》
全国に4970か所(計約195万戸)ある分譲住宅団地のうち、建物や配管などの老朽化が目立ってくる築45年を超える団地が10年後の2025年に現在(291か所)の約5倍に、20年後の35年には約10倍に急増することが、国土交通省の試算でわかった。
(2015年11月28日(土)読売新聞)

------------------

● 団地。同一敷地内にある2棟以上の分譲マンション。かの高度経済成長期、栄光の1960年代に東京・大阪・名古屋の三大都市圏を中心に整備されました。

● 避けては通れぬ老朽化。《入居者の高齢化も進み空家も増えている》と記事にもある。で、《国交省は今年度末までに、建て替えを後押しする新たな施策を検討する》とのこと。

● 建て替えかぁ~。高齢の方が多くなってくると、引っ越し自体が困難になったり、建て替えの最中の仮住まいの問題、それからなによりも費用負担ですよね。世帯あたりいくらの持ち出しになるのか。

● 果たして建て替えはできるのでしょうか。現行の区分所有法では、団地の建て替えについては次のような規定になってます。宅建の受験勉強では団地の建て替えはあまり触れてないと思いますけど、ご参考まで。

--------------------------

★一括建て替え★

① 団地管理組合の集会で、一括建て替え決議(区分所有者及び議決権の5分の4以上)
② 各棟の建物ごとに、それぞれ区分所有者の3分の2以上(議決権も3分の2以上)の賛成がある。

たとえば、同一敷地内に10棟の建物で団地が構成されていたとしよう。

ものすごい長い時間をかけて、少しずつ、一括建て替えの合意形成づくりをし、ようやくめどがついたので、ついに、団地管理組合で一括建て替え決議の成立をみた。

内訳をみると、1号棟~9号棟まで、なんと全員が一括建て替えに賛成。

しかし10号棟だけ、3分の2の賛成がとれておらず、3分1.8だった。1名足りなかった。

--------------------------

● ・・・なんていう場合は、建て替え不可能。一棟でも3分の2以上の賛成が得られなければ、アウト。これかがけっこう厳しいハードルなんですねー。事実上、建て替えは不可能なのか。

● 記事によると《老朽化団地で建て替えが終わっているのは、15年4月時点で類型114ヶ所(計1万2700戸)にとどまる》とある。

● 「とどまる」とありますけど、でも、どちらかというと、こんな区分所有法の縛りのなか、114ヶ所(計1万2700戸)も団地の建て替えができてスゲー。

● そんなふうに思います、はい。




blog宅建ダイナマイトーーク!


《受験最新情報・セミナー情報》
メールマガジン「もっと宅建ダイナマイト」をぜひご購読(ご登録)ください!!
もっと皆さんと仲良しになりたぁーい!!
楽しい空気感を満載して、最新イベント・セミナー情報などをお届けしまぁーす。
ホームページよりご登録ください。


宅建ダイナマイト合格スクールHPはこちら!

YouTube宅建ダイナマイトチャンネルはこちら!

宅建ダイナマイト合格スクールfacebookはこちら!

宅建ダイナマイトぶっちぎり大放送facebookはこちら!

宅建ダイナマイト合格スクール事務局
dyna159@gmail.com