その1 プリキュアの展示会に行ってきたのさ
プリキュア20周年展に行った。祝わないわけにはいかない。
僕とプリキュアの出会いはまだ細胞分裂の途中だった小学生の頃。
おジャ魔女→明日のナージャというニチアサ8時半枠を姉が観ている横で寝ぼけまなこで観ていたのだが、そこで始まったのが「ふたりはプリキュア」である。
「ずいぶん毛色の違うアニメが始まったじゃねえか」と子供ながらに警戒心を抱いていたのだが、OPのインパクトで全て吹っ飛んでしまった。
プリキュア プリキュア
プリキュア
プリキュア
プリキュア
プリキュア
プリティで キュアキュア
ふたりは
プリキュア〜
「もうわかった」と言わざるを得ないほどあまりにも「プリキュア」という未知の用語が連呼されるオープニング。「プリティでキュアキュア」という、説明しているようでよく考えたらなんの説明にもなっていない歌詞。
このインパクト要素しかないオープニングが終わる頃には「プリキュア」という未知の存在も全て受け入れてしまっていたのである。パワープレイプリキュア。
しかしそこで「プリキュア」に激ハマりしたかというと別にそうではなく、「マックスハート」終了以降は見なくなってしまった。小学生に中学生の心の機微を理解するのは難しかったのかもしれない。
人生におけるプリキュア復活の日は、細胞分裂も終わりを迎えた大学入学直後。
わが大学の図書館は映画のDVDが壁一面にズラーっと並んでいる夢のような空間だったのだが、そこにはなぜか映画プリキュアのDVDがほぼ全シリーズ置かれていた。講師の職権濫用をそこはかとなく感じさせられる。
そこで、入学直後に同じ学科で友人になった人たちと「図書館でプリキュア映画を観よう」という企画がなんだか持ち上がったのである。あの講師にしてこの生徒ありだ。
そこで観たのが「映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」
えっ、今見ると人数少な...
正直マックスハートの3人以外誰も知らない超アウェイ気分だったのだがそんなことはどうでもよかった。
画面を埋め尽くす極彩色の戦士たち。ケレン味に満ち満ちたアクション。おもしろい...いや楽しいぞ!
「カッコよくてカラフルでたのしい」という夏休み最終日の読書感想文みたいな原始的感情を引き出された僕は見事、ニチアサ8時半枠の世界に舞い戻ったのである。キュアウィング最高〜。
自分語りが長すぎた。プリキュア展に行ったのでした。
会場に入ると全プリキュアの書き下ろしイラスト、当時のグッズ、設定資料などがミッシリ並んでて圧巻。人もミッシリ。
会場では子供はあまり見かけず大人が大多数を占めていたと思う。ここにいる人たちはみんな同じものを人生の生きがいにしてきたのかと思うとなんだか幸せである。
キラキラ⭐︎プリキュア アラモード
初めてリアタイで1話から観たシリーズなので感慨深い。後期のEDが若干狂ってて好き。映画はもっと狂気。
トロピカル〜ジュ!プリキュア
色合いがめちゃくちゃ濃くて好き。モチーフは左上から時計回りに「海、夏、珊瑚、パパイア、フラミンゴ」である。属性の渋滞が過ぎる。
悪役コーナー、モノクロでカッコいい。
こうやって並ぶと家族写真みたいでほっこりしますね。(この人たちは社員仲間だが)
会場外のサンシャイン通りにはプリキュアの旗がズラーッと飾られまくっていた。もう東西南北、上みりゃプリキュアである。優しい空間すぎて健康になりそう。町も含めて良き展示会でした。
その2 ディズニーリゾートの展示にも行ったのさ
ディズニーリゾートの歴史が展示されている「アンコールザモーメンツ」展にようやく行けた。
ずっっっと行きたかったけどイクスピアリに行くと自動的にディズニーランドに吸い込まれてしまうから行けてなかったのだ。今回は夜の閉園間際に行ったから吸い込まれずに済んだ。
会場に入ると聞こえてくる「東京ディズニーランドイズユアランド」。やめてくれ、この曲を聴くと生まれてもいなかったくせに開演当時のことを思い出して感動してしまうんだ。
ウォルトの言葉「Disneyland is your land」をテーマソングにチョイスしたセンスが良すぎると思うのだが、今回この話は関係ないのでまた別の機会に書くのやら書かないのやら。
ディズニーシーもプリキュアと歳が近い。人生を共に歩んできたと言う点ではランドよりわずかにシーに思い入れがある。
ちょっと笑っちゃった「ワンマンズドリーム2」のゴージャス展示。ラスボスみたいですがな。
ワンマンズドリームは「ウォルトディズニーの夢の続き」感が演出にも音楽にも表れてて大変エモーショナルになる。また見たいなあ。
初代ワンマンズドリームのおかっぱハムレットミッキーは流石にいなかった。
25周年パレード「ジュビレーション!」のサンプル模型!?
そんなものがあるのか。大変カラフルで楽しいパレードだった記憶があるがこうして模型で見ると本当にぶっとんだデザインだったんだな。
25周年はイメージソングの「魔法の鍵」がいい曲すぎて好き。閉園後のディズニーリゾートラインで聴くと破壊力が6.25倍になる。
「Club Disney」は不滅!!!!!!!
当時幼稚園児だったため「なんだか盛り上がってるなあ」と遠くから眺めつつ帽子をパカパカさせて踊ってた記憶があるが、大きくなってから映像で見ると盛り上がってるどころではなかった。もはや「伝説のライブ」だった。しかも毎晩開催。
「ナイトオブファイヤー」の曲でパラパラするグーフィーがカッコ良すぎて好き。「ナイトオブファイヤー」は長州小力のアレである。
ひぃ〜リズムオブワールドだ〜
世界中のパフォーマンスが集結する、ディズニーシーを象徴するようなショーであった。エルボーエルボー。
「ここで踊ってください」と言わんばかりのスペースとフル尺の映像が流れる「ボンファイアーダンス」。
さすがに1人で踊り狂うと警備員さんを心配させてしまうので踊らなかった。
最終日の様子をニコニコで見たけどその盛り上がりはフェスの如し。
ミッキーもテンション高すぎて過去最高に甲高い「ハハッッッッ!!!!!」を放っている。
いいな〜行きたかったな〜。
全国行脚で公演してくれないだろうか。
爽涼こぶこぶ。
チップとデールの服のサイズが可愛すぎて撮った。
物販コーナーでまんまとTシャツを買ってしまったのでいつかディズニーに着ていくとしよう。
しかし壁にかけるとどんなに素晴らしい服でもなんとなく貧乏くさく見えるのはどういう原理なのだろうか。「一人暮らし壁掛けTシャツ理論」を証明すればイグノーベル賞あたりは狙えるかもしれない。
終わる。