グッときた「スターウォーズ」
ミレニアムファルコン号(実物大)

「ハリウッドスタジオ」に最近できた「スターウォーズ」のエリア。ここのスターウォーズ感はすごかった。
あとファンのテンションも凄かった。

開園1時間前くらいから「スターウォーズエリアに行きたい人はここに集合」エリアが形成されており、開園時間になると列になってゾロゾロゾロゾロ移動する。


そしてスターウォーズエリアの入り口であるトンネルをくぐり始めると何処からともなく「WHOOOOOOO!!!!」という叫び声が響き渡った。

おお、生「WHOOOOO」だ。スマブラの新ファイターが紹介された時にパソコンの前で叫ぶ人たちの声だ。
これが聴けただけでもアメリカに来た甲斐があったというものだ。

ミレニアムファルコンの尻。

ゾロゾロ列はそのままアトラクションへ直行。
ミレニアムファルコンを操作してなんかをするアトラクションらしい。

未知の世界を楽しむ派なのでロクに情報をいれずに来てしまったが大丈夫だろうか。まあ大丈夫だろう。







全然大丈夫じゃなかった。
なんか早口の説明役の人がウェウェウェウェと説明してくれているのはわかる。が、肝心の中身が分からん。困ったなあ。
流れてる映像から察するに、何かを回収して何処かに送り届けるっぽい。実質何1つ理解していない。


そのあと謎のカードを手渡される。操縦するときの自分の役割が書かれているようだ。
今回は4人で遊びにきたので、2人が操縦士、もう2人が狙撃手をやることに。あと1人か2人いれば「整備士」というミレニアムファルコンの体力回復役が与えられるらしい。
まあ当たらなければどうということはない。俺たち4人は最強のチームだぜ。
で、操作ってどうやればいいんすか。







凄くぶつかった。
座席に座って手元のレバーを見て「僕は左右移動の担当者だったのかー」と遅すぎる理解を示した瞬間、ミレニアムファルコン号が大出発。
前代未聞の車幅と丸さを持つミレニアムファルコン号を乗りこなせるはずもなく、流星群や建物にぶつかりまくり。火花散りまくり。




例の回収すべき「何か」にドッキングしようとしたら見事にぶつかって落っことした。本当にごめん。

5分ほどの危険運転の末、なんとかゴール。考えうる限り最もボロボロのエンディングを迎えたと思うけど、ナビゲーターのおじさんが「アッハッハ〜コングラッチュレーション〜!」みたいなことを言ってたからよしとしよう。

いや〜同乗者が気心知れた仲間たちで本当に良かった。これで同乗者が現地のムキムキスターウォーズファンとかだったら運転の途中で叩き潰されてたかも知れない。
結果は散々だったけど、コックピットから見る景色の臨場感と「うわー、今自分ミレニアムファルコン操縦してるよー!」という唯一無二の感動が味わえる素晴らしいアトラクションでした。

お土産屋に売っていたR2の生首どんぶり。かわいそうに。

グッときた「3人の騎士」

実はフロリダで最も楽しみにしていたアトラクションがこの「グランフィエスタ・ツアー」。ボートに乗り、祭りで盛り上がるメキシコの街を観光するアトラクション。

メキシコ生まれの赤い鶏「パンチート」
本名はパンチート・ロメロ・ミゲル・フニペロ・フランシスコ・クインテロ・ゴンザレス3世。興奮すると銃をぶっ放すやばい奴だったが最近はコンプライアンスのせいか撃たない。残念。

ブラジル生まれの緑のオウム「ホセ・カリオカ」
日本のファンにどえりゃあモテる。危険な男だ。

ハリウッドのアヒル




「グランフィエスタツアー」はこの3人が共演する映画「3人の騎士」をモチーフにしている。
そう、何を隠そう僕はこのトリオが大好き。
なんというかワチャワチャした友達感が良い。
「3人の騎士」はもちろん「ハウスオブマウス」で共演した時も仲良く歌ってたし「ドナルドのワッキーキングダム」では東京ディズニーランドを私物化したドナルドを讃えるためホセとパンチートが見事な歌声を披露してくれた。彼らの友情は永遠なのである。

そして何といっても去年東京ディズニーランドのアドベンチャーランドで始まった、すんばらしいすんばらしいすんばらしいすんばらしいショー「レッツ、パーティグラ!」は外せない。
こんな「3人の騎士」愛と「ミニー・オー!ミニー」の意志を持ち合わせたショーがありますかい!
いやー最高のショーが始まってくれて本当に嬉しかった。是非何十年も続けて欲しいショーだと思います、はい。





フロリダの話に戻ろう。
この「グランフィエスタツアー」でボートから楽しめるメキシコの景色は全て実写の映像。メキシコの街や自然の中を実写の人間が歩き回ったりバカンスを楽しんでたりする。
そしてその実写メキシコ映像の中で、アニメのホセパンドナルドが動き回っているのだ。その光景はまさに映画「3人の騎士」。
ぼくはバックスバニーとかロジャーラビットとか「実写の中でアニメキャラクターが動き回っている」系の作品が無性に好きなので、これをアトラクションで再現してくれたのが凄く嬉しかった。
「3人の騎士」をチョイスしてくれてありがとうフロリダ。グラシアス。

グッときた「鳥居」
もうウォルトディズニーワールドは妥協というものを知らない。

厳島神社よろしく湖の中に鳥居を立てちゃうんだもの。ノリノリすぎないか。

ここはテーマパークの1つ「エプコット」の日本館。
とにかく日本的なものがこれでもかと置かれている。

なぜ数ある日本語の中からその単語をチョイスしたのか
よくある「日本ってこんなもんやろ」みたいなアメリカナイズドジャパニーズカルチャーと思いきやお店を覗くとあら不思議。
カラムーチョや赤いきつねが売っている。
すごい。まさかフロリダで湖池屋の名前を見るとは思わなかった。

さらに奥を覗くとマリオやポケモン、ジブリグッズやキティちゃんのグッズがギッシリ置かれていた。ここはどこだったっけ。キディランドだったっけ。
ベストオブ「なんでここにいるのさ」

正直フロリダの中で一番落ち着いたエリアかもしれない。店で「ポカリスエットください(日本語)」と頼んでポカリを買って飲んだ時「ここ好き」と実感した。海外旅行に向いてない。



全2回にわたってお送りした「フロリダ楽しかったよ」報告。なんとなく楽しかったことが伝わってくれたら幸いです。

なんというか厳選しすぎたところはあるけど、この他にもダイナミックなアトラクションやダイナミックなショーなどちゃんと真っ当に楽しんだところもあるのでご安心ください。アバターはすごいぞ。

次回は辛かったことを書きます。