スタートアップのストックオプションで一攫千金! | とりあえず、できるといってみよう!

スタートアップのストックオプションで一攫千金!

この話はまえに資料にまとめてslideshareにも載せたんだけど、少し追記も兼ねて。

スタートアップにいくのはXXXのためだからお金は関係ないというあなた、今月号は見なくていいので
スルーしましょう。

あなたはスタートアップに誘われました。上場前のストックを100万株くれるといっています。すごい!お金持ち!もし一株100ドルになったら、100億円だ!

はい、ちょっとたんま。

その会社は、今まで何枚株を刷っているのでしょうか?1000万株ですか?1兆株(普通そんなのはないけど)ですか?

ストックオプションがいくらになるかは、その会社の価値がいくらになるのかによってきます。
会社の価値 x 自分の株数 / 総株数 = 一攫千金 です。

その会社の価値は、IPOによるExitの場合は時価総額、会社売却によるExitの場合は売却価格です。

Webサービス系の場合、IPOによるExitはあまり考えられないこのご時世です。1ユーザーあたり 10ドルから100ドル、なんていう記事を目にしました。そのサービスがユーザーの生活に必須であるほど、単価は高くなります。たぶん。その会社はMaxで何ユーザー獲得可能でしょうか?10万人ですか?1千万人ですか?1億人ですか?

製品を売るタイプの場合、低マージンの業種高マージンの業種色々あるので一概に言えませんが、ざっくり、利益の10倍から50倍が会社の価値と考えてみましょう。1千万円の未来のクルマを売る会社なら、利益率10%として、年間100万台の車を売ると、1兆円の利益。会社の価値は10兆円~50兆円。って、それは大きすぎる。100万円のルーターを10万台売ったらかなりの大手ですが、利益率50%で500億円。5000億円~2兆5千億円の会社。もしかしたら、どう考えても100億円くらいにしかならないかもしれません。

さてさて、会社の価値 x 自分の株数 / 総株数 なので、将来の会社の価値がベストケースでどれだけか、そして既に刷っている株数(これからも増資するかもしれないけど)がどれだけか、がどんな夢を見られるかを決めます。

総株数は、聞けば教えてくれるかもしれませんが、ざっくり、予想するなら、初期メンバーやエグゼクティブであれば1%、それ以外であれば0..01% ~ 0.1%程度が提示されるような気がします。すくなくとも社員数が1000人いて0.1%提示されることはないですから、1/(社員数 x 10) くらいの割合と考えると、当たらずとも遠からず、かも。かもかもかも。知らないです。

さてさて、希望に満ちてきました?