ストックオプションについて | とりあえず、できるといってみよう!

ストックオプションについて

週末に、評価、昇給と重い話題を語ってしまったおかげで、いざ週が始めってみると特にネタがありません。

しょうがないのでストックオプションについて。

私はヌバヌバのIPO(株式公開)の1年前に入社して、その時いくらかストックオプションをもらいました。「これが数千万に化ければ」なんて夢をみていたのもつかの間、会社に入った後に、その時点での株式発行数を聞き、計算すると株価がもし50ドルになったら大塚商会より時価総額上になっちゃうよ、というちょっと現実みのなさを感じてがっかりしたものでした。

その後、リバーススプリット(複数株を1株にする。ぶっちゃけ、オプションの数を減らすための施策)があったりして、結局カローラ一台分くらいでしたね。社員1桁の会社にリスクをとって入ってもこれか、、と思ったものですが、ま、会社を立ち上げた5人と比べれば楽な道を通ったわけで、ぜいたくは言えません。

今、日米含めて普通の社員がIPOで大金を手にする、というのは非常に困難になっています。IPOで大金が手に入るのは創業したメンバー(通常社長)だけですね。上場するからにはいろいろと面倒な手続きも必要ですし、社長ですら、大手企業に買収されるのを出口にしている人は多いと思います。

やはり、異常なリターンがあるものは市場の浄化作用によって消えていきます。IPOバブルはもう来ない、というのが私の見方です。それでも、起業して大金を得よう、という部分についてはこれからも無くならないと思いますので、ようは高いリターンのためにはより高いリスクを負わなければならない、という当然の状況になった、ということでしょう。IT系はしばらくこの状態が続くと思いますが、リスクとリターンの不均衡は未成熟な新規業種では起こりえますので、IT以外で大きく狙う、というのもありでしょうね。