とりあえず、できるといってみよう!(2) | とりあえず、できるといってみよう!

とりあえず、できるといってみよう!(2)

続きです。

うちの会社(呼びにくいので株式会社ヌバヌバとします。)は、とあるアプライアンス製品(仮にヌーバ1500としましょう)をつくっているスタートアップ企業です。スタートアップといっても、創業8年、IPOもしてますし、そこそこ大きくなってます。

他の多くのアプライアンス製品と同じく、肝はソフトウェアです。ハードにもそれなりに工夫がありますが、開発のメインはソフト部門。カーネルレベルの濃いいことをやっているところもあれば、Web管理画面等もあります。

開発部門は基本アメリカで、特にソフトはすべてシアトル本社でやってます。
ヌバヌバに入って4年、アメリカ人が作った物を日本で売りさばくのが仕事でした。

ひょんなきっかけで、「日本のお客さんの要望にもっとスピーディーにこたえるために、日本に開発者をおこう!」という話になりました。ボスに、「takka、やる?」と聞かれて、そりゃもちろん「やります」です。できるかできないかなんてわかりませんが、とりあえずできるといってみれば、あとはやってみればいいんです。

開発者に変身するために、来年頭から2-3ヶ月アメリカで修行することになりました。色々考えると、マイナス面も浮かびます。妻と子供と離れ離れ、とか、ほんとに開発なんて出来るかな?とか、日本だとプログラマの地位って低いから、転職先なくなるかも、とか、英語が、とか、寒いシアトルで一人暮らしなんて大変、とか。

でも、就職して9年、正直、研究とか開発とかやってるひとがうらやましかったんですよね。
特に外資で働いていると、アメリカ人が好きなように作った物をなんとか日本人に売るために、「ソリューション」とかこねくりまわして。技術系の人間として、本社のエンジニアは憧れでした。日本人でアメリカの会社で活躍してる人って、どこか日本人離れしているスーパーマン(Googleにいった川原さんとか、未踏の人たちとか)ばかりというイメージで、普通の人(私)が、こういう挑戦のチャンスを得ること自体、超ラッキーです。

と、いうことで、つい先日 Goがかかって、来年頭の渡米に向けて慌ててC言語思い出したりしてるわけです。このブログを通じて、最後には本物の開発者になっているか、海の藻屑に消えているか、チャレンジです。