9/11は貝吹岳・笹森山へ行って来ました。

 
 
下山時、雲が流れ秋田駒ヶ岳を望む。
 
【コース概要 国見温泉発~笹森山~国見峠~ヒヤ潟~貝吹岳~往路を戻る】
 
和賀山塊北部に位置し、岩手秋田の県境に位置する貝吹岳。国道46号線、秋田県側から仙岩トンネルに差し掛かる前、正面山の稜線にマイクロウェーブ反射板が見えるあたりが貝吹岳にあたるようです。『いずれは登ってみないとな~』と思いかれこれ数年…。晴れ間を選び行って来ました。
 
 
国見登山口駐車場には7~8台程駐車されており、皆さん秋田駒ヶ岳へ向かわれたと思います。この日国見温泉から貝吹岳へ登った方はいませんでした。
 
 
登り口は三ヶ所あるようですが、今回は国見温泉側からスタート。国見温泉・石塚旅館の道路向かいに登山口はありますが、標柱や看板などありません。一旦下り、沢を渡渉。
 
 
 
整備された登山道です。 時折吹く風が涼しい。
 
 
 
途中分岐より笹森山へ。
登山道は草が覆いかぶさっておりましたが、道型明瞭。アキノキリンソウロードと化していました。
 
 
笹森山 到着。
分岐より10分少々でした。天気が良ければ正面秋田駒ヶ岳が見えるのですが…横長根に雲が重くのしかかっていました。
 
 
 
岩手山の雲の中。この日岩手山に登られた方のSNSを見ると大雲海の様子だったようです。
 
 
 
秋田県側(仙北市生保内)は晴れ。
 
 
 
 
花も終盤。笹森山山頂は割と広く、1段下がった場所には以前マイクロウェーブ反射板が
あったそうです。現在更地になっております。
 
 
 
これから歩く稜線を眺める…ちょっと遠くない?
中央 チョンチョンと立っている施設がマイクロウェーブ反射板。その近くに貝吹岳があります。
奥にもチョンチョンとマイクロウェーブ反射板が立っている山は地森。
 
 
 
分岐に戻り、先へ進みます。
 
 
 
途中振り返り、中央の笹森山を望む。
 
 
国見峠 着。
江戸時代、盛岡藩が建てた藩境『従是北東盛岡領』の境塚。1849年建立。
ちなみに秋田藩で建てた的方の境塚は今回見落としました。
ここから下ります。
 
 
ところどころにピンクテープ有り。
 
 
鉄塔出現。
 
 
舗装道路(旧道)に合流。
左手・国見温泉へ来る途中にあるゲートと繋がっており、右手・秋田側へ降りていくと『峠の茶屋』近くのゲートに繋がっています。現在どちらもクローズ状態ですが、貝吹岳へ目指す場合は国見側のゲートを越えて来ることも可能です。秋田側は道路の損傷が激しいと聞きました。
 
 
 
ヒヤ潟。
旧道を歩いて直ぐにヒヤ潟が現れる。小沼のようですね。
 
 
 
仙岩峠
ヒヤ潟の畔には仙岩峠貫通記念碑。ちなみに峠の命名者は大久保利通だそうです。
昭和38~昭和52年迄使用されていた旧国道46号線。幅員狭く、雪道の時や大型車とのすれ違いは大変だっただろうな~。こういうのを廃道というのだろうか。
 
 
 
貝吹岳へ向かいます。入口標柱等無く、朽ち果てたピンクテープが枝に残っていました。
 
 
 
平坦な砂利道を歩く。軽トラも軽く通れる幅員。作業用道路なのかな。
 
 
助小屋跡 通過。
 
 
マイクロウェーブ反射板が目印、貝吹岳も近づいてきました。
 
 
 
 
 砂利道は鉄塔まで。この先登山道を歩いて貝吹岳を目指します。
 
 
 
道型明瞭~整備されております。
 
 
 
貝吹岳  山頂着
正面秋田駒ヶ岳はまだ雲の中。貝吹岳の山行を調べると残雪期に仙岩トンネル入口(雫石側)から登られる人が多いですね。
 
 
 
貝吹岳から南に地森~五番森~モッコ岳~沢尻岳と続く稜線。登山道はありません。
※余談 SNSで某大学の山岳部が夏山で和賀岳の登山口・甘露水~八幡平までこの稜線を通り縦走していました!!物凄い藪との闘いだっただろう…たまげました。
 
 
 
ちょっとわかりずらいですが、中央・羽後朝日岳が見えました。
こうしてみると和賀山塊は深いな~と実感。
 
 
 
田沢湖
 
 
岩手山
山頂はまだ雲海のようでした。
 
 
国道46線・仙岩道路
秋田岩手の物流交易等の大動脈である仙岩道路。
長いトンネル、山と山にとりつくようにある橋、山岳道路ですね。
 
 
 
国見温泉
 
国見温泉からここまでの所要時間はそれ程でも無いんですが、見た目の距離感が遠く見える
不思議な山でした。
 
 
休憩の為、ザックを下ろすとメスのクワガタがくっ付いておりました。
いつの間に…。
 
 
山頂はハクサンフウロとアキノキリンソウ。
 
 
 
休憩後、下山。

 

 

下山時、雲が流れ姿を現す秋田駒ヶ岳。
 
山の紅葉ももう直ぐ。
今年はどの山に行こうか…。
ではでは。