カフェの二階でで昆布ジャムは産声を上げました。
名前は未だ無い。
昆布ジャムの原型は、私が(一社)日本昆布協会の2015年度昆布大使として、昆布レシピを開発するなかで生まれました。
和食から遠くはなれた昆布。
パンやお菓子に使えて、若者や外国の人にも手軽に試してもらえる昆布。
これはいい!と、思い、大使になった記念に商品化できないかなーと思い、何社かの企業さんに相談しましたが、どなたも手を上げてくださらない。
まあ、こんなものなのかなー、と思いはしたものの、美味しいのにー、面白いのにー(と思っていたのは私だけかもしれませんが)と、諦めきれないでグズグズしていたら、
「自分で作る・・・?」
と言う考えが頭に浮かんできたのです。
でも、中身は自分が作るとして、瓶は?
「通販・・・とか?」
と、友達が言いました。
あー、そうなのか、そういうものなのか。
でも、ジャムとか作るのに許可がいるのでは?どんなところで作ればいいの?
またまたその友達が
「ここ、ジャムの専門店、ジャム作らしてくれるみたいよ」
と、とあるカフェを紹介してくれました。
いま思えば、昆布ジャムが世の中に出るのをみてみたい。昆布の新しい食べ方を提供したらみんな驚くかも!と思ってはいました。でも、仕事としては、会社作って社長になりたい、とか、妄想で嬉しくなるばかりで、ちょっと危なっかしい。ホントに考えてる?と聞かれたら考えてなかった、と思います。
最初に相談した会計士には、絶対会社にしたらいけません!と断言されました(笑)。
ようは会社ごっこ、お仕事ごっこだったかもしれませんね。
手持ちのお金で困らない程度で、やれるとこまでやって、もし、手を引くことになってもきれいに終われるくらいの規模で、と思っていました。
カフェに昆布と鍋、瓶などを持ち込んで作らせてもらっていたら、結局、お店の忙しいときは使わせてもらえない、私が作りたい日が店休日だったとか、好意だけで使わせてもらっていては不都合が起こることが出てきました。
そこに
「一回で一体何個くらいできるの?」
とまたしても別の友達が声をかけてくれました。
1回で何個作れるか・・・。そんなことも考えず、まず、作らなきゃ、くらいに思ってました。
一回に12個でした(笑)。
鍋で炊いて、瓶に詰めて、蒸し器に並べて脱気して・・・12個。
瓶と鍋の大きさから一度に12個。
午後一杯頑張って二回出来上がって24個がせいぜいでしょうか。
「それじゃあ埒があかんでしょう」
厨房機器の会社を経営しているお友達が声をかけてくれ、キッチンランドを使わせて貰うようになりました。
そして、それにともなって瓶もラベルもバージョンアップ!
おしゃれな瓶を見つけて、デザイナーさんにそれにふさわしいラベルをつくって貰いました。YokotaNoo KONBUのロゴも決めました。
で、誰がそれを貼るの?
小さなタグを誰が折って瓶につけてくれるの?
「私、折り紙大好き!」
いたよー、ここに!
パートで勤めていたインド料理店の同僚です。
折り紙大好き、手先が器用で几帳面な彼女の一言で、今の生産体制にGoサイン、出ました!
でも、こんなにつくってどうするの?
「売るの!売るのよ、陽子さん!」
キッチンランドの洋子さんが呆れながらも励ましてくれたのでした(笑)
オギャーと生まれてヨチヨチ歩き始め、去年は宣伝やらSEO対策やら、やったことないことを色々やってこの昆布ジャムと言うものの商品としての性格を考えました。
結果的には今のところお蔵入りにはなったけど、企業のかたと共同してあれこれ試行錯誤する経験もしました。
ビジネスフェアにも参加してみました。
きっと普通なら起業して一年くらいでやらねばならないことを、三年かけてボチボチと進んできたような気もしますが、それでも少しずつはすすんでいるのかな?とは思います。
そして、なんとか商標登録もできたし。
4歳、ヨチヨチ歩きから幼稚園。
よこたぬーこんぶ、お名前一人で書けるよ!
くらいになってきたかな。
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昆布ジャムYokotaNoo KONBU(よこたぬーこんぶ)は広島市内2ヶ所
・広島市中区八丁堀 プロマート八丁堀店
・広島市西区古江 古江のリチャード
と、
通販でお届けしております。
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お近くでしたら、直接お届けいたしますので、送料無料です🎵
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