前回のおさらい

 

・小堀谷鍾乳洞(青谷鍾乳洞)には行けなかった

・ユニゾン富士はただの廃墟だった

・夜に行く人穴浅間神社は暗すぎた

・夜空の星が綺麗だった

・S村の銀歯が取れた

 

 


 

  登場人物

 

S村


今回の旅行の企画者。
銀歯が取れてしまったが気丈に振る舞う。

K藤


旅行企画に乗っかった人。
晩御飯を食べすぎて朝食をあまり食べられなかった。

S本


今回の旅行には参加してない。
つま先立ちは得意(多分)。

 

  2日目の朝

 

S村

 


お伝えしたいことがあります。

K藤


何?

S村


銀歯はしまっておいたのでもう大丈夫です。

K藤


そうですか。
今日の午前中に人穴浅間神社に行くんだよね?

S村


興味なさそうね。まあいいや。
昨日のリベンジもあるから早いとこ向かおう。

 

 

 


K藤


うわ富士山デカっ
駐車場なのに観光地に来たみたいでソワソワしちゃう。

S村


富士山デカっ
昨日も見えてたけど一層デカく見える。
 

 

  人穴浅間神社

 

 

K藤


富士山デカっ

めっちゃ景色いいじゃん


S村


富士山デカっ
空気もウマっ

 

石碑
 

ここにも鳥居
 

人穴
 

無断立入禁止
 

気になる
 
裏側(オホン)
 

神社
 

墓石ではなく富士登山等の記念碑らしい


S村

いいところだね。

ここが心霊スポットって呼ばれてるのちょっと嫌かも。

K藤


昨日中まで入ってたら今日来た時絶対後ろめたさ感じただろうから、あの時踏みとどまれてよかったよ。

S村


これで人穴に入ることができれば最高なんだけどなぁ。

K藤


そううまくはいかんよ…


??

人穴に入りたい?


S村


入りたいです。

K藤


お願いします。
入れてください。

人穴に入るにはガイドの方の案内が必要で、本来は予約しないと入洞することはできないらしいのですが、
入洞の案内を見ながらボヤいていた我々を見かねて、ガイドの方が「今からなら入れるよ」と声をかけてくださいました。
感謝…!

 

 

清さん(イメージ画像)

人穴を案内します。
清(せい)と言います。

 


S村・K藤


よろしくお願いします!


ここで、ガイドの清さんに長谷川角行(はせがわかくぎょう)という人物の説明をしてもらいました。

 

 

長谷川角行

 


「人穴で修行をするように」とお告げを受けた角行は、3匹の猿から角材、コケモモ、お椀を受け取り、角材の上でつま先立ちを千日間し続けたのだとか。

清さん


角行の修行中に徳川家康が人穴に逃げ込んだことがあって、追手が来る前に巨大な蜘蛛が家康のいる穴に蜘蛛の巣を張ったことで、「蜘蛛の巣があるということはこの奥には逃げ込んでいない」と思わせてやり過ごすことができたそうですよ。

K藤


そうなんですねぇ…

(その蜘蛛すごいな)


S村


その時角行さんは?

角行


追手が「ここに家康逃げ込んできてない?」って言うもんだから思わず角材に踵(かかと)をつけそうになったよ。
冷静装って「知らん。誰も来てない。」って返したけど、めちゃくちゃ肝が冷えたね。

S村・K藤


へぇ〜。


その他にも、神仏分離によって人穴の仏像の顔は削られているといった話や、

角行は人穴から6キロほど離れた場所にある白糸の滝まで滝行に行っていたという話など、

人穴と角行の興味深いエピソードをたくさん聞きました。

清さん


では、人穴に入りましょうか。

清さんの案内の元、ヘルメットを装着して洞窟に入りました。

 

 

屈んでいないと頭をぶつけてしまうくらい狭いところもあり、初めは冒険をしているような楽しい気分になるかと思いましたが、
奥に進むにつれて洞窟のどこか厳かな雰囲気に呑まれ、二人とも圧倒されていました。

(撮影は禁止されてませんが、あまり写真を撮っていい雰囲気ではなかったので、写真はこの一枚だけです…)


S村


人穴凄かったね。

K藤


行かなきゃ分からない景色ってあると思ったよ。

角行


それじゃあ次は白糸の滝に行ってみよう。

 

  白糸の滝

 

 

 

S村


富士山デカっ
なんだかお腹空いてきたな。

K藤


富士山デカっ
そこの食堂で食べるのはどうかな。

S村


角行さんも来る?

角行


富士山デカっ
私は先に滝に行ってます。

 

 

 

 

 

 

食堂ではイワナの塩焼き、ニジマス、しょうが焼きを食べました。
(S村は富士宮やきそばを食べていました)
久々に塩焼きを食べたからか、以前食べた時より何倍も美味しく感じました。

S村


滝見に行くぞ!

K藤


突然めちゃくちゃ元気になった。

 

 

S村


富士山デカっ
滝見えてきたね。

K藤


富士山デカっ

下までいったらどんな景色なんだろ…

 

 

 

 

 

S村・K藤


すっげ………。

 
 

 
 
 

S村


すごい…すごすぎ…

K藤


今まで見てきた中で一番すごい滝だったな。
角行さんありがとうございました。

角行


どういたしまして。
それじゃあ私は人穴の角材の上に帰ります。

S村


…今一通り見終わった所恐縮だけど、

もう一回滝見に行ってもいい?

K藤


あんなに見たのに!?
まあいいけど…

 

【おまけ】これは白糸の滝ではなく音止の滝
 

 

  蛇足

 

S村


西に行くにつれて富士山も見えなくなってきたね。

K藤


さっきまで常に視界に入ってたもんね。
初め馴れなかったけど見えなくなると少し寂しいな。

S村


それじゃあ最後に大崩海岸に行きましょう。

 

 

 

 


K藤

 


前にS本が行ったときは入れなかったらしいけど、今はどうなってるのか…。

 

 

数時間後

 


S村


まず入口がわからん…

K藤


ついさっき通り過ぎた封鎖されてたとこがそうだったのかな…
道なりに進んだら海岸に着きそうだから行ってみようか。

 

 

 

 


S村


………。

K藤


………。

S村


なにこれ。

K藤


よしっ、帰ろう!


おしまい。

 

 

 

  蛇足に次ぐ蛇足

 

 

どうやらこれが記念すべき100回目の投稿らしいです。(S本調べ)

 

なんか…すごいっすね。

よくもまあこんな書けたなと思うばかりです。

三人で書き続けた結果なので、素直に「頑張ったな」と思うことにします。

 

あまり色々書いて本編のノイズになると嫌なので…

 

 

 

名古屋旅行の記事を書いてる最中に、間違えて作った画像でも貼っておきますね。

 

 

 

 

 

 

今後ともよろしくお願いします!

それでは。

 

おしまい。