絶対やめてほしいね!!
この捨て方!!
僕が回収している東京23区の多くの自治体は不燃ごみとして回収している。(穴を開けた上で普通ごみに出していいという地域は中にはある)
ここで注意して欲しいのが、出来ればフライパンや鍋、割れた茶碗などの他の不燃ごみと混ぜないで、スプレー缶はスプレー缶でまとめて袋に入れて出してくれると我々、清掃員はとても助かる。
何故かというと不燃ごみというのは、ライターも僕らの地域では不燃ごみになる。
だから何!?
では教えよう!清掃員の内輪事情。
例えばフライパンや鍋などに隠れて、我々清掃員がスプレー缶に気付かず、清掃車の中に入れてしまったとする。
すると清掃車の中で、圧縮されたスプレー缶が破損して、清掃車の中がガスで充満する。そこに……ガスの入っているライターが引火すれば、瞬く間に火は燃え広がり、清掃車火災に繋がる。
年間600台の清掃車が燃えていると言われている。
なのでマジで清掃員からのお願いとして、必ず自治体のルールに従って捨ててください!
スプレー缶スペース自分の地域の名前スペース捨て方、(ここがこの記事の一番のポイント)で検索するとたいがい出てくるので、ネットが使える環境の人は必ず調べてください。
もうひとつは重要なことは、
無駄な税金が使われてしまうということだ。
清掃車は特殊車なので、一台につき、
一千万円する。
もし清掃車火災になれば、新しい清掃車を買わなければならない。その場合、新たに一千万円かかるので、本来は使わなくても良かった税金だ。
ひとりのほんのちょっとの「面倒臭い」が、これだけの大きな問題になります!
それと、ここ10年程「穴を開けずに出してください」という地域が増えています。
昔はどこの地域でも穴を開けて出してくださいと言っていたのが、だいぶ減りました。
それは何故かというと近年、家庭で穴開けをすると料理しているところに引火したり、目にガスが入って事故に繋がることが多発していたので、現在は多くの地域が穴を開けずに出してくださいという自治体が増えました。
しかしながら、やはりこれも地域によってバラバラで今、現在も穴を開けて出してくださいと呼びかけているところもあるので、やはりご確認してください。
どこも共通しているのが、中身を使い切ってくださいとだいたい言っています。なので中身を出し切って出してくれると助かります。
わかりますよ。途中で使うのが飽きたスプレーね?
そういう場合は、今、スプレーの多くが蓋の裏にガスを出し切れるようにしてくれているものがあるので、それを利用してみてください。
もし蓋にそれも付いていなければ、清掃事務所に連絡してみてください。
一番良いのは、そのスプレーは二度と買わないことが一番いいかもしれませんね。
捨てる時のことを配慮していない企業はもう時代遅れですね!
同じ23区でも不燃ごみではなく、缶の資源の日に出して欲しいという地域もありますし、県外だと危険ごみと呼んでいるところもあります。
なので自分の地域がスプレー缶を何ごみで出して欲しいか調べてみるといいですね!
という訳でそろそろ年末に近づいてきます。大掃除になると捨てるものが多くなり、分別が面倒臭くなりますが、だからといって適当でいいやとならずに誰かが回収するというのを思い浮かべてくれると嬉しいです!
さて、私事ですが、オンラインコミュニティ滝沢ごみクラブを運営しております。
ここではゴミを減らすためのゴミ出し術や、もっと深い環境問題の話、生活に役立つSDGsやビジネスのヒントになる地域コミュニティを作るにはどうしたらいいかということをみんなで話し合っております。
今後、イベントやオフ会等もやっていくので、どうぞ覗いてみてください!