これから年末になるにつれ、皆さんのご家庭では大掃除をしませんか?
ゴミ出しテクニックや普段ゴミ清掃員がどのような仕事をして、どんな苦労があるかなど漫画形式で紹介しています。
僕らゴミ清掃員にとって年末は大戦争。
ごみの量がハンパない。
年末の大掃除で押入れの奥にしまっておいた物をこれを機に捨ててしまおうという人々で溢れる。
ここ数年、断捨離ブームで思いもよらないところで大量のゴミに見舞われることがある。
大体、どこの自治体でも1回に出していいごみの量は3〜4袋であり、それ以上にゴミを出すと一応ルール違反にはあたる。
ごみ清掃もルートが決まっていて、計算してゴミを回収している。
なので一軒のお宅から10〜20袋とか一気に出されると他のお家のごみが回収できないのである。
なので腐らないごみは何回かに分けて出すか、清掃事務所に電話をしてシールを貼って出すかのどちらかしかない。
ゴミを捨てるのにお金をかけたくないのは人の常。
つまり何回かに分けて出すのがベスト。
それに一気に出そうとすると、ゴミ清掃員を長らくやっている経験上、皆さん、分別が甘くなるのである。
中には我々、清掃員が、
命の危険にさらされる時もある。
それは後々、お話しさせて頂きますが、一発目は清掃員を悩ますアレ……。
正解は……
これなんです!
なんだかよくわからないでしょう?笑
……紙なんです!
何で!?
と思うでしょう?
紙って意外と重いんです。
大量の紙を可燃ごみに入れていると、紙があまりにも重くて、清掃員が知らずに掴むと袋が破けてしまうのです。
一緒に生ゴミが入ってた日には、袋が破けてアスファルトにゴミをばらまくこともあります。
おじいちゃん清掃員が腰を痛めます笑
これは年末年始や3月、4月の引っ越しシーズン、外出自粛で断捨離をされた方がここぞとばかりにいらなくなった書類やプリント、紙、チラシを一気に大量にしてます。
これがなかなか清掃員を苦しめたりします。
一番いい方法は……
資源
に出すことです!
なぜかって!?
ゴミとして出せば単純に燃やされて灰になってしまうが、古紙の中の雑紙(雑誌と分類は一緒)出せばまた紙に生まれ変わるので、こちらに出してほしいのです。
大量の紙でも、これは雑紙だと思いながら、回収すればこちらも心の準備ができています笑
困るのは不意に入っている可燃ごみの中の大量の紙。
袋は破けるし、単純に燃やしてしまうのはもったいないですね!
紙として再生してもらいましょう!
『混ぜればゴミ、分ければ資源』
……とはよく言ったものです!
皆さんご協力よろしくお願いいたします!
最後に僕の本の宣伝をさせてください!
ごみ関連の本を8冊出しているのですが、今日はこちら!!
ゴミ出しテクニックや普段ゴミ清掃員がどのような仕事をして、どんな苦労があるかなど漫画形式で紹介しています。
毎日清掃車を見るけれども実はゴミ清掃員ってどんな仕事をやっているか分からなかったりしませんか?
この本を読むと出したゴミがどのように人の手で回収されるかが分かりますので是非読んでくれると嬉しいです!
ふりがなをふっているので小学生でも読めますよ!
年末のゴミ出しに向けて、是非、是非皆で呼んでくださ〜い!
#断捨離の後のゴミ出し術