秋分を過ぎ日増しに秋も深まる今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか。
早速ですが、TAKIYA ART MUSEUMにおきまして、
明日9月27日(金)より『特別展示 拵』を開催いたします。
写真は細川家伝来の、金梨地九曜紋合口拵です。
金梨地の蒔絵が全体に施されて、上品な輝きを放っています。
『拵』、というと普段あまり目にしない漢字かと思いますが、
「こしらえ」と読み、日本刀においては外装のことで、
刀装ともいいます。
その装飾は細部にわたってコーディネートされており、
ものづくりの国日本の源流ともいえる様々な魅力が詰まっています。
私個人の意見ですが、恐ろしい刀のイメージから、
その美しさを見つけるきっかけとなったのが「目貫(めぬき)」
とよばれる、刀が柄から抜けないようにするための
金具の装飾です。
蝉をかたどったものや、人物、動物、花など、様々あり、
そのままアクセサリーにしてしまいたくなるような
技巧が凝らされています。
それぞれのパーツを造るスペシャリスト達が
一流の技術を結集させて作った「拵」だからこそ、
醸し出される迫力があるのかもしれません。
この機会にぜひTAKIYA ART MUSEUMへお越しくださいませ。
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最後までお読みいただきありがとうございました。(S)