以前からずっと気になっていたことがある。それは、スマホを使っている人は、1か月に何ギガくらいを使っているのだろうかということだ。

 職場のビルでエレベーターに乗ると、すぐにスマホを出して見ている人がいる。また、赤信号で立ち止まっていると、横にいる多くの人はスマホを見ている。ネットでニュースを確認しているのか、LINEの返信でもしているだろうか。まあ、どちらでもいいのだが、スマホを見ることが癖になっている人は、自分の使っているギガ数が気にならないのだろうかと思っていた。

 私は間違いなく倹約家、悪く言えばケチンボである。スマホの料金もなるべく抑えたいと思っていた。料金を安くしようとすると、どうしても使用するギガ数を少なくする必要がある。

 携帯キャリアはずっとauである。今までは1GBまでのスマホミニプランで過ごしてきた。家の中はwi-fiが飛んでいるが、外に出るとギガを使うことになる。1GBまでに抑えようとすると、なるべく外ではネットに接続しないようにするしかなかった。しかし、月末なると、1GBを超えるのではないかとひやひやしていた。

 先日、My auというアプリを見ていると、「みんなのぽちっと投票箱」というページがあり、ズバリ、毎月何ギガくらい使っているかのアンケート結果が出ていた。それによると、「データ使い放題プラン」の方で一番多かったのは、3GB未満で34%だった。また、「データ使い放題プラン以外」の方で一番多かったのも、3GB未満で43パーセントだった。つまり、多くの方が3GB以内のデータ使用量に抑えているということだ。wi-fiのないところで長時間You Tubeを見たりネットゲームをしなければ、普通は3GB未満に抑えられるという気がする。スマホの料金プランを見ると、3GB以上か以下かで分かれている。3GBがボーダーラインということだろう。

 多くの人にとって、今やスマホは生活に必須のものとなっている。スマホを使わない今後の生活というのは考えにくい。買い物をする時も、電車やバスに乗る時も、スマホ一つで完結する時代になったのだから。ケチンボで今までスマホの料金を抑えてきたが、ちょっともう限界という気がした。時代が変わったのだと思うしかない。

 遂に私も使い放題プランに変更した。よく宣伝している「auマネ活プラン」である。普通に使っていれば、1GBは超えるかもしれないが、3GBを超えることはないだろう。これで月末にひやひやしないで済む。支払いが少し高くなったが仕方がない。ポイント還元を期待しよう。使い放題プランをうまく活用して、スマホと共存しようと思った。

 先日、こども家庭庁の令和5年度の調査結果が出ていた。それによると、高校生の平均のネット利用時間が1日当たり6時間14分、中学生が4時間42分、小学生(10歳以上)が3時間46分だという。昔人間の私からしたら驚くべきことである。そんなに長時間のネット生活をして、勉強や読書をする時間があるのかと思ってしまった。

 スマホをどう使うのか、時間があればスマホを見るという生活習慣でいいのかどうか、それまもう、その人の人生観とか美意識の問題だと思うのだが…。