いつもの滝に会いに行く②
大倉滝から郡上に通じる街道を南下します。
この道、飽きる事ない快走路。
高山市から郡上市に入り、小川峠の新しいトンネルを抜けると山間の集落。
目指す滝は集落の先、県道沿いです。
滝の少し先、広い路肩スペースに説明板がありました。
滝は車道から見えますが、クリアに見えるのはワンポイント。
小川の大滝
左右で色調の違う岩、広い滝つぼ。正面から見たり、滝つぼの縁に行くことはできるのでしょうか?
滝の左の仏岩。昔は『◯◯に見えますよね』と言われても、そう見えないことが多かったけど……
ここから下呂方面の道路は通行止めで、南側から大きく迂回することに。
岩屋ダムの人造湖、馬瀬大橋から再び北上し小坂に向かいました。
途中、厚谷不動滝への林道はますます自然に還りつつあり、今回も諦めました。
そして小坂のいつもの滝に。
巌立公園の方に来るのは久しぶりです。
林道でこめのさんとバッタリすれ違いました。
ここに来るのは11度目。来る度に滞在時間が長くなっています。
滝では千葉県からの滝好きさんとお会いしました。お互いの相棒も一緒で。
遊歩道を下って滝に。おお、水は多いぞ〜。
滝好きさんはあかがねとよで熱心に撮影されていたので、自分は唐谷滝へ。
唐谷滝
この時の唐谷滝は倒木も無く、適度な水量でスッキリとした印象でした。
午後の光が差し込むと虹が架かります。
覆い被さるような柱状節理も圧巻です。
滝音に共鳴した水が振動しているかのよう。
なでなでできる柱状節理。
落ち口の向こうに見える横向きの柱状節理も健在です。
いつか間近で見て触れてみたい。
初めて唐谷滝に来た時、来たという事実だけで魅力が見えていませんでした。それが会うたびに自分の眼力も上がったという事でしょうか。
あの柱状節理の小滝は、徐々に滝らしくなってきた。
唐谷滝からあかがねとよに。
あかがねとよ
滑らかな溶岩を滑り落ち、滝つぼに水を満たす。
キラキラ輝く時があれば、静寂の時もある。そして荒れ狂う姿も見てみたい。
どれだけの時間をかけて削り、磨いてきたのだろう。
水で満たされた滝つぼの世界は、宇宙人が見る空気に満たされた地球と同じ感覚だろうか?
浅いのか深いのか、一見では理解不可能。
命あるものも、無いものも、競うように煌めく。
あと何回、ここに来ることできるかなと。
観光のお客さんも帰って、ひっそりとした滝を見届けて、そろそろ上がります。
巌立峡
ガイドさんたちには会えなかった。
でっかい威容は写真では伝わらないけど。
滝の自販機は必見です。
ひめしゃがの湯♨️
祝、営業再開。冷たい炭酸泉と熱い岩風呂を、岩を跨いで往来しながら、たっぷりと露天風呂で癒されました。
牛一 ぎゅうかず
ちょっと贅沢して飛騨牛料理のお店へ。『牛一定食(肉多め)』最後の一切れを食べるのが悲しくなるくらい美味しかったです。
車中泊は定宿の『道の駅 南飛騨小坂はなもも』にて。涼しくて快適、翌日に備えて早目に就寝。
【まとめ】
◯2042.6.8 ひとりで。
◯天気は晴れ。
◯仏の横顔、小川の大滝。
◯相変わらずに魅力を見つける唐谷滝。
◯あかがねもよの美しい滝つぼ。
◯ひめしゃがの湯が再開した。
◯訪れた滝
○小川の大滝:岐阜県郡上市
●唐谷滝:岐阜県下呂市小坂町
●あかがねとよ:同上