山陰山陽の滝旅 #12


3日目の最後の滝になります。


目印は………
山奥生活改善センター。何をする施設なんだろう?

その横に『ぐっとロマン 庄原路』 日野滝への入り口がありました。

日没までは十分な時間がありますが、谷間は早く暗くなるので急いで出発。滝までは20分ほどのようです。

歩き始めの直線急登林道は、メンタル削られながら滝に会いたい一心で登ります。

どうにか登りきると樹林帯の道。

東屋?の手前の分岐を滝方面に。

遥か下から沢音。落ち葉の遊歩道をなだらかに登っていきます。

一つ目の枝沢の橋。

二つ目の枝沢の橋は細かった。

気がつけば遊歩道も細くなってきた。

いつかは滝に着くハズだけど。まだかなぁ………


チラリと水飛沫が見えました。

到着したようです。滝と右手にはお寺。

先ずは滝下に直行です。

日野滝
落差24m 二段の滝。茶色の岩壁と濃い緑の草木苔。

またまた良い滝に出会ってしまいました。遅い午後の滝は厳かです。

上段は16mほどの直瀑。上段の滝つぼは見ることできるのか。


下段の滝つぼは落石や土砂に埋まっているようです。取り除いたらどんな釜、どんな滝つぼなのだろう。

上段には石積みのお寺の方から行けそうでしたが、滝の右側斜面を登ってお近づき。


間近で見上げる上段に、ふぅ~っとため息。

小さな深いお釜がありました。金銀財宝でも沈んでいるかのよう。

お釜から流れ出る水は滑滝。

上から見下ろすと足がすくみます。

濡れてツルツルの岩に踏ん張って……

ドキドキしながら、武者震いしながら目の前の滝を楽しませていただきました。

慎重にお寺を目掛けてトラバース。

もう少しすると太陽が山影に隠れて、暗くなります。それでも滝と向き合う時間を大切にして山を降りました。

林道の直滑降。もうすぐ駐車場です。

時間は早いですが沢靴を脱いで行動終了としました。

滝旅3日目ともなると疲労もあり無理はしません。温泉に直行。

桜花の郷ラフォーレ庄原♨️
清潔感のあるお風呂でゆったりと過ごしました。

庄原市から隣町の三次市へ。
夕食はこちらと決めていました。

ビストロハウス TAKIYA
名前で選んだ訳ではありませんから。

ビーフシチューと蟹クリームコロッケで、鋭気を養いました。

食後に翌日の行動を考えました。
中国地方はどこも午前から夜まで雨の予報なのです。長期の滝旅なので数日の雨はやむを得ません。折り込み済みです。

降り始めるのは10時~11時あたり。なので、4日目の予定から一番訪れたい滝に行って、あとは雨次第ということに。

車中泊をする島根県邑南町の道の駅 瑞穂までおよそ50kmの夜間ドライブ。

駐車場に着くと若者3人がストリートサッカーで戯れていました。少し騒がしかったものの、疲れているので気にする間も無く眠れるでしょう。

淡々と寝る準備をしていると、スーっとどこかに行ってしまいました。道の駅はみんなのもの、若者の語らいの場を奪ってしまって申し訳なかったです。

一声、掛ければ良かったかなぁ。


【まとめ】

◯2024.4.28 ひとりで。

◯天気は晴れ。

◯遅い午後に日野滝。

◯上段のお釜も拝見する。


◯訪れた滝

○日野滝:広島県庄原市