山陰山陽の滝旅 #27


9日目 あっという間の最終日。


道の駅 さんわ182ステーション

快眠の朝、とても良い天気です。いつもと違うのは、夕方には帰宅の途につくという複雑な気持ち。


ここは前日に行けなかった山野峡の最寄りとなります。幾つかあるルートはいずれも細い車道とのこと、急いで準備して出発しました。

県道104号線から418号線を経由して、広大な山野峡エリアの龍頭峡の滝へ。

龍頭の滝
早朝の爽やかな峡谷に、水柱となって豪快に落ちていました。

天に昇る龍が地上に玉を吐く姿。

落差は約60m、見えている部分の上にも滝が続いているそうです。

いかにも龍の巣窟のような深い滝つぼ。

こうして見ると水を掴んで登攀できそうだ。

360° 摺鉢状で滝の右手だけ開けている。左から回り込んで、更に近付くこともできそうでしたが………

朝一番の滝で浴びる水飛沫は、爽快感マックスです。

ここでは朝の散歩の方々とお会いしました。「すごい滝ですね!」なんて話しかけられると、自分が誉められている訳でもないのに、なんだか嬉しくなってしまいます。

龍頭の滝の上流には四段の滝があります。
滝への入り口は右岸の県道418号線にありますが駐車場所はありません。やむを得ずここに………

ここは龍頭の滝への下り口、この遊歩道は通行止めです。

そこから数百メートルほど上流側に四段の滝の入り口がありました。

沢筋に向かってなだらかに降りていきます。

四段の滝

落差50m とも言われているこの滝の、どこからどこが四段なのか。ちょうど滝頭付近に強い光が当たって、滝の直ぐ上にある堰堤が写りません。


滝前は一枚岩のスッキリとした段瀑です。


滝つぼのお釜は水が減ると形を現す。

龍頭の滝が『豪』なのに対して、四段の滝は『柔』とイメージ。

良く見えない……と言うか、良く撮せない最上段。

『柔』とは言え流れている水量は同じ。

滝の裏にも滝がある。

たっぷりとマイナスイオンを纏ってから戻ることにしました。

以前は橋もかかっていたようですが、流されてしまったようです。

ひとまず山野峡の公式の駐車場に。

ここから岡山県との県境まで5kmほど。
今回の滝旅は岡山県から始まり、岡山県で終わります。

【まとめ】

◯2024.5.4 ひとりで。

◯天気は晴れ。

◯狭い県道から山野峡へ。

◯朝一番で豪快な龍頭の滝に。

◯優しく開放的な四段の滝。


◯訪れた滝

山野峡 (龍頭峡)

○龍頭の滝:広島県福山市

○四段の滝:同上