山陰山陽の滝旅 #23


滝旅8日目。


昨晩は広島県三次市の道の駅 ゆめランド布野で車中泊しました。

良い天気に恵まれそうです。

朝一番で日本の滝百選の常清滝に。2017年11月以来、二度目の訪問です。


道の駅から滝までは10km ほど。

GW祝日にも朝の駐車場は無人。

準備して直ぐに出発しました。

今回の滝旅中にクマを意識したことはありませんでしたが、今年は山陰山陽でもクマの情報が沢山出ていますね。

滝までは徒歩で500m。


難所はありませんが、足腰に負担のかかる道でした。

水際を歩くのは気持ちが良い。

常清滝

落差126m は国内でも屈指の高さ。そして多段の滝。


あまりに豪快な多段は三段に分けて『上段:荒波 36m』『中段:白糸 69m』『下段:玉水 21m』と命名されています。

下から見上げると、正確に高さを判断するのは難しく、特に上段と中段の区別がつきません。

それでも精一杯の倍率でモニターを見ると、直瀑のように落ちてから階段状の岩を流れる姿が撮れました。

そして垂直の断崖。メインの水流は左の木々に遮られて見えません。

この滝を登攀しながら間近で見て触れたら、心底楽しいだろうなぁ。

落ちる部分と、流れる部分の融合。


そして小さな滝つぼに。

遠近法によって、見え方、尺度、実測値の相互関係が難解ですね。

常清滝は滝前から反対側の斜面に登ると観瀑台があります。

正面からだと上中下段が何となくわかります。

活力漲る新緑と、チラッと見えている断崖の岩と、紅葉の姿を想像してしまいます。

荒波から白糸へ。

木々が迫る白糸部分。

今回、雄大・優美な常清滝の姿を上手く撮りたいと思って再訪したのですが、なかなか思うように撮れませんでした。

特に奥行きのある被写体に対して、ビタッとピントを合わせること。まだまだ修練が足りません。

「また来てね~ 違う姿を見せてあげるよ~」と語りかけられた気がしました。

滝前から駐車場に戻り、もう一つの滝へ。上流側のキャンプ施設?の奥に進みます。

案内板にも表示は無く、ここまで来る人は滅多にいないであろう……そこに滝。

作木滝
落差11m の端正な段瀑です。

勿論、この水の大分部は先ほどの常清滝126m を落下して流れてきた水です。

五月の晴天の青空は、あまりに綺麗な空。

四季折々の姿を見てみたい常清滝なのでした。


【まとめ】

◯2024.5.3 ひとりで。

◯天気は快晴。

◯常清滝の再訪。

◯奥行きのある高い滝の撮影は難しい。

◯下流の作木滝は端正な段瀑。


◯訪れた滝

●常清滝:広島県三次市

○作木滝:同上