山陰山陽の滝旅 #10
まだ4月なのに………暑い。

GWの広島県 県民の森は賑わっていました。

駐車場から滝は見えています。

………が、あまりに天気が良すぎて上手く撮れません。肉眼でも眩しい。
水源の滝

右手にから左に向かって落ち始め、捻りながら正面を向く。この滝が山奥にあったらさぞかし………。
いろいろ試しますが画像削除の連続。
青空を見上げても雲の欠片も無し。

撮れないというのは自己都合。『そんなの関係ない』と幾分大き目の滝音を轟かせていました。

入り口となる熊野神社。比婆山や竜王山の登山口にもなっているので、駐車場には多くの車が停まっていました。滝までは30分程山道を登るようです。

先ずは熊野神社へ。

GWの夏日、神社の雰囲気、杉の巨木の空気がとても神妙かつ爽やかです。
熊野神社⛩️

本殿で先ずは参拝。

神社の奥から登山道へ。滝まで過酷な700mです。
三ノ宮神社⛩️

参拝しながら進みますが既に疲労困憊。

三ノ宮神社を過ぎると本格的な登山道となり、九十九折で高度を稼ぎます。

急登を過ぎると、幾分なだらかな道。それでも往路で下る部分は皆無でひたすら登り。

半分くらい来たかなぁ……ハアハア。

そのまた半分くらい来たかなぁ……ゼエゼエ。
早立ちして竜王山から戻ってくる方数名とすれ違い。

滝は間も無くのハズ。
そして漸く滝前の岩場の広場に。
40分強もかかってしまいました。
くたくたでドカッと滝前にへたり込んだ。
那智ノ滝 (鳥尾の滝)

公称落差は30mながら、実際には80m近くあるという。高さとともに奥行きも深く、これ程の遠近の滝も珍しいのでは。

五段の滝と言われていて最上段は遥か彼方です。

滝の右手は広くて休憩にはもってこい……ですが滝が良く見えません。

登山道を更に登ると上部にも行けるそうです。

目の前の滝から一段毎に奥まって、最上段はあんなに遠くに。この様な見え方の滝も珍しいと思います。

望遠のレンズで遠くを近くに。

とても狭そうな岩間を数段落ちる。
別名:鳥尾の滝(ちょうおのたき)。
比婆山を鳥尾の峰と呼ぶことに由来するとする説、20kmほど北の船通山にある鳥上滝と対をなして鳥の頭と尾を由来とする説、諸説あるようです。後者の場合、島根、鳥取、広島の三県に股がる壮大なものですが、改めて地図を見ると頷けます。

長い登りで疲れた体、滝前で十分に休んだのでそろそろ下山しようと。

水となって重力に任せて流れ落ちていけたら楽なのになぁ。

杉の老木に手のひらを合わせれば、底知れぬ何かが伝わってくる感覚………。
科学では解明されていないこと、
多々、ありますよね。
【まとめ】
◯2024.4.28 ひとりで。
◯天気は晴れ。
◯水源の滝でホームシック。
◯熊野神社の那智の滝は壮大な滝。
◯訪れた滝
○水源の滝:広島県庄原市
○那智の滝(鳥尾の滝):同上