山陰山陽の滝旅 #4
美作市の滝を訪瀑しエリアを移動します。
東日本と海を基準とする方向感覚が異なるので、どこをどう走ったのか定かではありません。相棒は忠実に効果的に目的地を目指してくれます。
今となっては当たり前ですが、これはすごいこと。ナビの無い時代の滝ヤさんの労力は想像すらできません。
目指す滝の駐車場に着きました。ここからは徒歩。
大した距離ではありません。
林道から滝へ降りる入り口には、数台の車が停まっていました。なんだろう?
下りきると神社の鳥居。
血洗瀧神社⛩️
特に意識したわけではありませんがこの日三つ目の神社の滝です。
本殿の修復?をされているようでした。
邪魔をしないように橋を渡って対岸から滝に近づきます。
血洗の滝
もこっとハの字の岩壁を豊富な水が落ちています。
なんだかおどろおどろしい名前の滝ですね。
名前の由来は『須佐之男命尊が出雲で大蛇を退治したあと、この滝で剣の血を洗い流した』ということのようです。
霊感欠場の自分には、とうとうと水を落とす午後の谷間の秀滝としか見えません。
そして木々や苔の生きている自然を強く感じます。
濁って見える滝つぼの水は、植生を育む証拠です。
正面から見るとちょっとした違和感を感じます。落ち口の直ぐ後ろが岩壁なので。
帰り際に落ち口を覗いて理解しました。厳密には角度を変えた二段の滝と言っても良いような。
再びエリアを移動して………
道路沿いに遊歩道の入り口。
遊歩道と言っても100mに満たない。
階段を降りると滝飛沫が見えています。
仏渕の滝
岩間の細い水路を落ちて下で拡がる。
全体は滝前の岩に乗らないと見えません。その岩はツルツルでリッジのようで足下がおぼつきません。
こんなのに絡まれたら脱出不可能。そそくさと階段を戻りました。
この日最後となる滝に急ぎます。
ここも林道は狭かった。
"あ滝"や"い滝"はあるのだろうか?
脳内の記憶を検索すると
お滝、き滝、こ滝、め滝………が絞り出されましたが、こんなもん?
間も無くこどもの日という事で鯉のぼり。
そして本流と支流の二本の滝。
草付きの斜面、微かな踏み跡を降ります。
斜面を降りると細い鉄骨階段。
宇滝(銚子滝)
二本併せて宇滝だろうか?
説明板には『別名:銚子滝』とありましたが個人的には『宇滝』の一択。銚子滝はあちらこちらにありますので。
川に浸からないと二本の滝をフラットに撮れない。
本流の滝は一枚岩を変化のある流れ落ち方。良い感じです。
支流の滝は典型的な支流の滝。でも高さは本流の滝を凌駕しています。
2ショットにはどこかに鯉のぼりが顔を出す。あっ、尻尾かぁ。
ワシャワシャと滑滝。
滝滑り………できるんじゃないかなぁ。
宇滝展望所のベンチで滝と鯉のぼりを見ながら沢靴を脱ぎ、この日の行動を終了しました。
カツ陣 津山店
昨年もお世話になった300gのロースかつ。
極楽の湯 えびす乃ゆ ♨️
温泉に使ってホカホカ、汗を流してサッパリ、心地よい夜風にスッキリ。
今晩はもうひと頑張り。
60kmほど夜道をドライブして鳥取県倉吉市の道の駅 犬挟に。
今宵は自分達ともう一台。
少し肌寒いくらいの山中の静かな道の駅。
静寂を感じる間も無く快眠突入。【まとめ】
◯2024.4.26 ひとりで。
◯天気は曇り。
◯伝説を感じる血洗の滝。
◯岩に股がり仏渕の滝。
◯宇滝は二本の滝と鯉のぼり。
◯訪れた滝
○血洗の滝:岡山県赤磐市
○仏渕の滝:岡山県久米郡美咲町
○宇滝:同上