栃木県に日帰り滝旅 #1

いくぶん秋らしくなってきました。
自然の秋はスローペースですが、仕事や生活の秋はカレンダー通りに事が進んでいます。

秋は滝活の繁忙期ですが、今年の10月は公私ともに何かと忙しく月初の遠征予定のみ。その遠征予定も急遽キャンセルとなり一日だけ日帰りで滝めぐりしました。

どこに行こうか迷った挙げ句、こういう時のために取っておいた滝、栃木県 那須塩原市の矢沢の滝に決めました。

早朝、東北自動車道を北上して、黒磯板室I.Cで降りて滝に向かいます。

おっ!

綺麗な虹だ!

矢沢の滝があるであろう方向に、二重の虹が架かっていました。

これは………さい先が良いぞ~

いやいや

そうではなくて

さい先が悪いことは直ぐにわかりました。

山間部に入るととたんに雨。 本降りで暫くやむ気配も無し。事前の天気予報も含めて雨なんて夢にも思っていなかったので途方に暮れていました。

滝へのルートは初めてなので泣く泣く諦めるのですが、その踏ん切りを付けるために、そしていつか再訪のために入り口だけ確認。
矢沢の滝には下流から遡行するルートと、急斜面を下降するルートがあるようですが、どちらもハッキリとわかりませんでした。

森の中でも、雨が大粒のしずくとなってボタボタ落ちる状況で退散です。

取り敢えず山を降りてコンビニの駐車場で地図と雨雲レーダーをにらめっこ。

まったく予定に無かったのですが、久しぶりに竜化の滝に行くことにしました。

低気圧につき風が強く吹いていました。
相棒を所定の駐車場に停めて遊歩道に。

遊歩道の途中から見える滝です。

布滝
確かに箒川に白布をさらしているように見えますね。

ちょっと車道に降りて橋の上から。

抛雪の滝 ほうせつのたき

いつもながらクリアに見えませんでした。

遊歩道に復帰して沢沿いを進みます。

風挙の滝
綺麗な滝つぼの前で一休み。

断崖を落ちる水を見るのは好きですが、滝つぼから流れ出る水を見るのもまた大好きです。

いろんな所から眺められる滝って良いですよね。

落ち口から。少しだけ足がすくむ。

更に沢沿いを進むと………ここまで20分ほど。

おっ、滝はもうすぐです。

竜化の滝
落差60m 三段で岩間を迫ってくる滝には迫力があります。

水量も豊富。

あの最上段の直瀑の滝つぼは、ドローンでないと見ることはできないのだろうか?

中段の落ち方にも個性がありますね。

水飛沫はあたかも竜に操られているよう。

落石防御の堅牢な観瀑台。気づけばいつの間にか本降りの雨が降っていた。

そう言えば前回会いに来たときも雨だったような。暫く観瀑台で雨宿りしてから遊歩道を戻りました。

塩原渓谷はかなり昔に訪れていますが "塩原十名瀑" などとうたわれると改めて来たくなってしまいます。

塩原温泉を抜けて………
工事中の要害公園に相棒を停めさせていただきました。雨につき水滴失礼。

その滝はvaccouさんの記事を拝見して会いたくなった滝です。
気まぐれなお天気雨。東屋で雨宿りする気にもなりません。

要害の滝
落差15m ほど。茶色の滑らかな岩壁を落ちる滝。

右岸側から接近します。岩がテロテロでスリップに要注意。

岩の模様と濃淡が美しい。

水はフワッと飛び出し 少し拡がる。

滝つぼは浅くて養分に富んだ水?

大雨で岩や滝前が洗われたら、美しさも倍増することでしょう。

さっきまではお天気雨、いつの間にか雨雲に覆われて本格的な雨。

猫の目のようにくるくるな天気に翻弄されながら、隙をついて滝旅継続です。

【まとめ】
◯2023.10.6 ひとりで。
◯天気は晴れなのに雨が降る。
◯矢沢の滝の下調べ。
◯久しぶりに竜化の滝に。
◯要害の滝の魅力は滑らかな茶色の岩壁。
◯コロコロ変わる天気に翻弄。

◯訪れた滝
●布滝:栃木県 那須塩原市
抛雪の滝:同上
●風挙の滝:同上
●竜化の滝:同上
○要害の滝:同上