相棒とお別れの滝旅 ⑦


岡山県津山市から真庭市まで西へ移動。

中国自動車道の北房I.C で降りました。


夜な夜な道路地図をめくりながら、その土地の風景を想像するのが大好きです。走行しながら見える景色は、本当に想像通りの景観で驚きました。


国道から県道へ、県道から林道へ………

更に滝に通じる道に進みます。

滝を中心に公園となっているようです。

そして滝は直ぐそこ。

ちょっとした山道ですが、徒歩数分で滝前に架かる赤い橋に到着です。

塩滝 (関の塩滝)
この時期は降水量も少ないようで水は滴る程度。目を凝らしても殆ど見えません。

橋の上から全体を撮って、直ぐに戻ろうとしました。

それでも滝とは一期一会、今の塩滝には今しか会えない、そんな事が頭をよぎり滝前のお立ち台に降りてみました。

礫岩独特のザラついた岩壁。水を補うように、緑の草飛沫を上げていました。

間近で見れば、ちゃんと最上段から水は落ちています。

水も秋の草木に潤いを与えて共生しているのですね。

自分も滝と共生しているのだろうか? Win-Win でないと共生とは言えないよなぁ (>_<) 。

相棒に戻り、次の滝のMap-cordをインプット。あれ?北房I.Cの向こう側?

相棒の案内通り国道を曲がり、細い道の先に滝の案内図。

駐車場には更に詳細な別の案内図。丁寧に導いてくれるようです。

滝までは軽い上りの遊歩道を5分程で到着。

小さな滝ですが雰囲気が良いなぁ。

まずは滝つぼを覗きます。倒木が沈んでいたことは、写真を見て初めて分かりました。自分の観察力はそんなものです。

落ち口は二筋。平水以上なら合体して太い一筋になります。

水は落ちて流れて小さな滝つぼに注ぎます。

今回は滝の横から全体を眺めてから滝の正面に移動しました。

毘沙門滝
苔が張り付いた岩に囲まれた小さな滝つぼ。そこから、細い水路を水が流れ出てきます。

空中を落下した水は岩棚に落ちてから、滝つぼに注がれます。平水なら滝つぼに直接落ちているはず。

等高線のような滝つぼです。

小さいなりに繊細な魅力を持った良い滝だと思いました。

水が少なくても、小さな滝でも、滝の風情はよいものですね。


【まとめ】

◯2022.11.4 ひとりで。

◯天気は晴れ時々曇り。

◯渇水期の滝。

◯礫岩壁の滝は見え方が違う。

◯小滝でも良い雰囲気。


◯訪れた滝

○関の塩滝:岡山県 真庭市

○毘沙門の滝:同上